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2018/11/27

思い出の場所を訪ねて

遠賀川、英彦山川に沿って

ジロくんが旅立って、来月1日で49日を迎えます。
私に取って、早い様な、長い様な不思議な感覚の7週間です。
11月中旬、以前ジロくんと一緒に訪問した社を改めて、お参りして来ました。

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今回、一緒に参りしたマスコットのジロくんです。


①八剣神社

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福岡県鞍手郡鞍手町八剣神社

福岡県の遠賀川沿いには、日本武尊を祀る剣神社、八剣神社が数多くあります。
鞍手地域は物部氏の本貫地で、日本武尊は熊襲征伐の折りに、軍事的援助を目的に滞在したと考えられます。
遠賀町立屋敷にも八剣神社があります。
ここで、砧姫を娶られ、二人がお手植えされたという銀杏が、二本大きくそびえています。
鞍手町には、日本武尊が香月氏の始祖オサダヒコの娘常磐津姫を娶り、小磐削の御剣王が誕生します。
更にその子の種日子王は、神功皇后の三韓征伐に従軍した、という話が残っています。

②英彦山大権現

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英彦山大権現様入口

福岡県添田町と大分県中津市にまたがる標高1200mの英彦山は、耶馬日田英彦山国定公園に指定されており、日本二百名山・日本百景・日本三大彦山に数えられています。
紅葉の季節には多くの観光客が訪れる、英彦山には複数の神社があり、その一つに英彦山大権現があります。
明治元年に神仏分離令が発布されて英彦山大権現は消滅してしまい、百余年消え去られようとしていましたが、昭和54年に現在の形で再興されています。
英彦山大権現には庭園があり、紅葉を見ることができるスポットにもなっています。
私が訪問した11月中旬、既に紅葉の盛りは過ぎていましたが、それでも綺麗な風景でした。

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英彦山大権現碑

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御社

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庭園と紅葉

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鐘楼

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庭園の紅葉

③添田神社・添田公園

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添田神社

田川郡添田町の中央、岩石山(がんじゃくさん)の麓に位置する「添田神社」は、旧添田村の産土神で知られる御社。
その昔、山頂に天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)が祀られていたことに由来し、保元3年(1158年)、平清盛が同地に岩石城を築いた際に、麓に新しい御社を建立し、太宰府天満宮の分霊を合祀したことが始まりと言われています。

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御神木

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添田公園の不動明王

添田神社に隣接して、岩石山の麓から中腹にかけて広がる「添田公園」は、桜の名所として福岡県内でも有名です。
楼門先に広がる園内は吉野桜、八重桜、山桜等桜の他、梅やツツジ等四季の彩りが豊かな公園です。

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添田公園のジロくん(平成30年4月21日撮影)

ジロくん

思えば、今年の6月16日にジロくんと一緒に、遠賀川・彦山川方面をドライブした日が、ジロくんとの社巡りの最後だった。
あの日、八剣神社で撮影した写真が、今迄で一番良く撮れた写真だったのに、その写真がまさか遺影になるとは、思ってもいなかった。
添田公園で暫く遊んだ後、何時もなら直ぐ車のシートに収まるのに、その日は何故か名残深そうに周囲を眺め、匂いを嗅いでいた事を今でも覚ているよ。
「涼しくなったら又来ようね」
その言葉は実現出来なかったけど、ジロくんも今回の訪問の時は、一緒だったと思ってる。


PS:今回の紹介文は、各町の観光案内を参考にしています。

平成30年11月27日 by秋葉 奈津子

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2018/11/05

ジロくんと歩いた風景

ジロくんの60日

ジロくんが旅立って、3週間余りが過ぎました。
ジロくんが、何時も居た場所には、先の記事にも載せた、八剣神社での姿を遺影として残しています。
今回、僅かな間ですが、晩年のジロくんと散歩した風景を紹介します。
季節が前後しますが、ご容赦下さい。

クンクンタイム
クンクンタイム

散歩のスタート毎に確認とマーキング作業は怠りません。

自宅前の坂道
自宅前の坂道

これからゆっくりとこの坂道を下ります。
見にくいですが、前方の横断歩道手前が散歩道の大川です。

大川
大川


大川は小さな川ですが、鮎が住んでいます。
川面をみると、泳いでいる姿が見る事ができます。
この川は、毎月清掃されているので、大変綺麗な川ですが、先の7月豪雨の時は、増水して周囲の道路迄水が溢れたそうです。
自然の力は怖いですね。

大川沿いの百日紅
大川沿いの百日紅

ジロくんと歩いた門司のこの付近は、百日紅が多く、写真の様に川沿いや民家の庭にも綺麗な花を咲かせていました。

大川沿いの彼岸花
大川沿いの彼岸花

この大川沿いには、彼岸花が多く咲いていますが、白い彼岸花が多いのです。
私は、これ程多くの白い彼岸花が固まって咲いている光景を余り見た記憶がありません。

おおかわ橋
大川に掛かるおおかわ橋

この橋迄来ると、川を離れて、おおかわ公園に向かます。
途中県道262号線を渡りますが、流石に此処では、ジロくんもそれまでのゆっくりモードから早足モードに切り替えて急いで渡ります。

矢筈山の夜明け
矢筈山の夜明け

8月下旬から9月上旬は、午前6時前には陽が射し始めます。
今日も良いお天気に恵まれそうです。

おおかわ公園
大川公園

ジロくんの散歩の折り返し地点の大川公園です。
此処まで、自宅からゆっくり歩いて15分前後、若い頃のジロくんなら10分弱で着きそうですが、無理は禁物。
途中でバスを待つ、女子高生の皆さんに挨拶されて、公園に入ります。

おおかわ公園2
大川公園の周回路

この公園は周囲に歩道が在って、朝の運動をしている皆さんが多いです。
ジロくんもその中に混じって、歩道を一周。
何時も出会う皆さんとは、すっかり顔馴染みになってしまいました。

疲れたよ〜
疲れた〜でも満足

往復約30分の散歩は、朝晩2回でした。
トイレも済ませて、ブラッシングも終わり、後はご飯を待つばかり。

自宅から見える風景

皿倉山八幡方向を望む
山口県下関市彦島

関門海峡を挟んで対岸は、本州の山口県下関市彦島です。
この写真の右手には、佐々木小次郎と宮本武蔵で有名な巌流島が在ります。

風師山方向
自宅の北側、風師山方向

風師山本体の姿が写っていないのですが、この先で関門海峡はぐっと狭くなり、その上を関門橋が渡っています。
治承・寿永の乱(源平合戦)の最後の合戦となった壇ノ浦の戦いは、関門橋の付近と伝えられています。

関門海峡の夕暮れ
関門海峡の夕暮れ


写真の右側は山口県下関市。
左側は北九州市で小倉北区、戸畑区、若松区迄見渡せます。
天気が良ければ、約40km離れた、遠賀郡の湯川山もはっきりと見えます。

愛おしいジロくんへ。

僅か60日余りの短い間だったけど、始めて川の和流を感じ、海峡を通る船の大きな汽笛に驚き、城野に居た頃は、毎年夏の散歩は何時も暑さで私も君もぐったりして家に帰っていたよね。
門司は、涼しい山からの吹き降ろしの風に助けられて、8月でも汗も殆ど無く、散歩できた!
貴方の風をうけて歩く姿は、綺麗だったよ。
ジロくん、門司でも沢山の皆さんに可愛がられた事、忘れないでね。


最後に

自宅に咲いた彼岸花
自宅に咲いた彼岸花

私がブロクを始めて10年間、毎日、拝見していた方の愛犬が、ジロくんの後を追う様に、急逝されました。
ブロクを通してお知り合いになれた、いっこさんへ、とんかつくんのご冥福を心よりお祈り致します。
とんかつくん、安らかに。

平成30年11月5日 by 秋葉 奈津子





2018/10/19

お知らせ

ジロくんが旅立って行きました

ジロくんは、10月13日土曜日午前10時30分、旅立っていきました。
12歳8か月8日、病気も一切無く、頑張ってくれました。
以前より時折このブロクで近況をお知らせしていましたが、ジロくんに沢山の応援、励ましをありがとうございました。
改めて心より感謝申し上げます。

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ジロくん(2018年6月16日・福岡県鞍手郡鞍手町八剱神社境内にて)

2代目ジロくんを胆のう障害で失い、約8か月のブランクを経て、春のお彼岸の中日、ブリーダー様より我が家の家族になりました。
仔犬時代から元気いっぱいの明るい性格で、何でもペロペロ舐める癖があり、近所の子供達からペロペロワンちゃんと呼ばれて、可愛がってもらいました。
初代、2代がコリー犬だったので、初めてのセットランドシープドッグは、成犬になっても小型な印象でしたが、ジロくんはその体とはかけ離れて、吠え声が大きく、驚いたものです。
自宅の敷地内に見慣れない人物が入ると、猛烈に吠えるのですが、その反面近所の皆さんや子供達に吠える事は。ほとんどなく、良く「ジロくんの吠える声が聞こえると、外を覗う」と云われたものです。

元気に歳を重ねて行きましたが、一昨年より白内障で、視力が低下し、良いお天気の日や日中の散歩は、ジロくんも苦労する様になり、散歩も早朝、夜間に変えましたが、他は従来と変わりませんでした。
仔犬時代は室内中心、満1歳になってから、日中は屋外、夜は室内生活に切り替えましたが、若い頃から室内に入ると自分で決めた場所(何故か仏壇の前)を陣取り、トイレ以外は、余り動く事はなく、本当に大人しい犬でした。

今年の秋のお彼岸過ぎから、後ろ脚に力が入らなくなり、食事も減り始め、私が帰宅しても出迎える事も無くなり、何時も静かに横になっている事が多く、その様な状況で、苦しむ事も無く静かに最後の時を迎えました。
最後に大きな尻尾を2度振ってくれたのが、お別れの挨拶だったと思います。
今は、黄泉の国で、両親、初代、2代ジロくんと一緒に過ごしている事と思います。

ジロくん、最後の日迄、本当にありがとう。
何時か、私がそちらに行ったら、その時は又ペロペロしてね。

室内にて①
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怪獣現る!(2018年8月26日撮影)

室内にて②
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安らかに (2018年10月13日撮影)

親愛なるジロくんへ by 秋葉 奈津子
2008/08/23

今日、ジロくんを連れて、フェラリアのお薬を貰いに行きました。

以外と誤解の多い、フェラリア予防薬の知識。

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先生からのパンフレットを要約。

 予防薬は、月に1回飲ませていますよね?(多少忘れたりすることもあるでしょうけど。)
この薬は、1回飲ませるとその時だけ1回効きます。
あれ?、1カ月間ずーっと効いてるんじゃないの?とお思いの方は考えを改めてくださいね。
 
 改めて、その時1回だけですよ、効くのは。

 しかも、蚊に接触しやすい、屋外に居るワンくんは、毎日吸血されているはずです。
蚊に刺されない為の薬ではありません。

 では、フィラリア予防薬の効果は如何にと言えば、1カ月間自由に蚊に吸血させておくわけです!
ワンくんには悪いけど...。そして吸血される時に、蚊から、ワンくんの体の中に入ってくるフィラリアの幼虫を1カ月間貯めておいて、最後に薬を飲ませて一挙に幼虫を殺すわけです。
ですから、薬は1カ月間、薬効が持続する訳ではなく、、蚊にも刺される訳ですから、お間違えの無い様に。

◎予防薬は感染幼虫の駆虫薬

 以上の理由で、ワンくんは1カ月に1度駆虫薬を飲んでいる訳ですね。
体のどこかで死んだ感染幼虫は、体が処理してくれます。
しかし、薬を飲まなかったために死を免れた幼虫は心臓に到達して成虫となります。この状態では、フィラリア予防薬は効いてくれません。
心臓へ到達する前の感染幼虫に、予防薬は効くわけで、心臓へ行くのを防ぐと言う事で、予防薬と言っている訳です。

◎地域によって予防薬投与時期は様々

 蚊の体内に居る、フィラリアの子虫が発育して、感染幼虫という状態になる迄には、ある程度の平均気温が必要となります。その平均気温に達すると、蚊の体の中にいるフィラリアの子虫は、感染幼虫となってワンくんの体の中に入る事ができるのです。

 この平均気温は、地域によって異なります。現在HDU(Heartworm Development heat Unit)という概念のもとで、この平均気温を割り当て、感染開始と終了時期を知ることができます。
1989年と1998年では、約1カ月間もHDUが伸びて、地球の温暖化傾向も、はっきりと現れています。

 さて、感染開始時期は5月上旬になってますから、薬を飲ませ始める時期は、5月末からで良い訳です。そして感染終了時期は11月中旬ですから、最後のお薬は11月の末に飲ませて、終わりとなります。ですから九州の様に暑い期間の長い地域の例では、毎月の30日に飲ませた場合7カ月間続ける事が絶対必要なんですね。

「究極の法則」 by ダン・ケネディ
2008/07/27

ジロくんのワクチン接種その2

こんばんは、ジロくんのお世話役の奈津子です。
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今日の午前の記事について、2,3とお問合せがありましたので、続きを・・・・
混合ワクチンについてその接種回数と時期の話をしようと思います。

まず子犬の混合ワクチン接種回数は2回もしくは3回行うものが一般的です。

接種を行う時期については獣医さんによって様々です。

例として2回の場合は、生後2ヶ月目と3ヶ月目に1度づつ行います。

3回の場合は生後6週目と9週目、12~14週目に1度づつというように行います。


では、なぜワクチン接種の時期が確定していないのでしょうか?

それは母犬からもらう移行抗体に関係があります。

移行抗体とは子犬が産まれてから2日以内に飲む母犬の初乳に含まれる免疫のことを言います。

子犬は自分で免疫を作り出すことが出来ません。

母犬からもらう初乳によって体の中に免疫を作ります。

でも、この移行抗体は一時的なものであってそのうちなくなってしまうのです。

そのなくなってしまった移行抗体に代わる免疫をワクチン接種によって補ってあげるのです(成る程!)

ですが、厄介なことに移行抗体が無くなってしまう前にワクチンを接種しても移行抗体にワクチンが弾かれて新しい免疫はできません。

母犬からの移行抗体がなくなる時期はその犬によって違います。大体生後6週~14週程でなくなってしまうと言われています。

この二つの事からワクチン接種の時期がはっきりとは決まってないのです。

ですから抗体のなくなり始める6~8週ぐらいに一回接種します。まだそれでも移行抗体が残っていてワクチンが弾かれているかもしれないので、その約1ヶ月後に二回目を接種するのです。3回目の接種をする場合も同じ理由です。


このような子犬のワクチン接種の必要性については皆さんよく知っていると思います。

事実、日本での子犬のワクチン接種率は約70%と比較的高いものになっています。

ですが、成犬に関してのワクチン接種率となると大幅に下がって約20%~30%と言われています。


成犬にも混合ワクチンの接種は必要です。

人間は子供の頃に予防接種を受けた場合は大人になってからも受ける必要はありません。


では、なぜ?・・・・犬は必要なのでしょう?


犬はワクチン接種によって抗体が作られてもしばらくするとなくなってしまうからです。

ですから、子犬のうちにワクチンを接種してもその後定期的に受ける必要があります。

この接種時期については子犬のときワクチンを接種してから約1年後に行います。

これはどこの獣医さんでも大体同じようです。

そしてその後は1年に1回接種する事が今まで当たり前とされてきました。

ですが、最近では3年に1回で良いという考え方もあります。

欧米ではワクチンの過剰接種は控えようという動きが強まり、接種回数を減らす方向に向かっています。

実際、1年に1回とされたはっきりした理由がないのも事実です。

まあ、1年に1回打っとけば大丈夫か・・・程度の理由のようです。

ですが、全ての抗体が必ず3年は持つという確証もありません。

最近、日本でもワクチン回数を減らす運動が行われています。

成犬のワクチン接種を3年に1回とする獣医さんも中にはあるようです。

ワクチン接種には副作用の危険もあります。必ずしもワクチン接種は100%安全であるとは言い切れません。

もし、ワクチン接種が1年に1回行う必要がないのであれば出来るだけ愛犬の負担を減らしてあげたいものです。

実は抗体の有無を調べる抗体検査なんてものもあります。

手間はかかりますが抗体検査を行って必要なワクチンのみ接種するなどの工夫も愛犬の為には必要なのかもしれませんね^^


最後にワクチン接種時の注意事項です。(もう少しですので頑張って読んでくださいね)

ワクチンを接種した当日は出来るだけ安静にさせてあげて下さい。

また、ワクチンにはアレルギーなどの副作用が現れる場合があるのでよく様子を見てあげてください。

1.アレルギー症状はワクチンを接種してから数分後から数時間で現れることがほとんどです。

2.重度の全身症状は1時間以内に発現することが多いようです。

1、2のことからワクチン接種は出来るだけ午前中に行い、出来れば接種後1時間は病院で様子を見るようにしてあげてください。

午前中に接種していれば、もし数時間後にアレルギー症状を発見してもすぐに病院で診て貰うことができますね(そうか!)

アレルギー症状には様々なものがあるので様子がおかしかったらすぐに病院に連絡して医師の指示に従ってください。

また、ワクチン接種の効果が現れるには2週間程度かかります。その間は他の犬等への接触には十分注意してあげてください。


最後まで読んで頂いてありがとうございます。

ワクチンで予防できる病気についてはまた次の機会に書きたいと思います。

それでは、また(^^)/
Dr.モルツで自己啓発