FC2ブログ
2008/09/23

「平成たぬき合戦ぽんぽこ」

平成たぬき合戦ぽんぽこ

neko027_convert_20080923113703.jpg

~タヌキだって、がんばってるんだよォ~

英題:POMPOKO
原作・監督・脚本:高畑勲
プロデューサー:鈴木敏夫
音楽:上々颱風・古澤良治郎
主題歌:「アジアのこの街で」「いつでも誰かが」上々颱風

<物語>
 しまった!「耳をすませば」と製作年が反対だった(汗)

 現代社会の有り方に対し、具体的なメッセージを発信し続ける高畑監督ならではの作品です。
 東京都多摩市(多摩丘陵)界隈を舞台に、開発で暮らしを奪われた狸達が、人間に向かって戦いを挑み、結局負けはしないが勝ちもせず、人間と同化あるいは共存することで、したたかに生き抜いてゆく姿を描いているのですが・・・・・之が結構ユーモラスで、何か見ている私達を突き放したような視点で描いたファンタジー?、ドキュメント、場面には、開発問題と言うかなりシリアスな部分も登場する作品です。

 とぼけた狸たちのキャラクターと、リアルで緻密な描き込み。何気ない風景一枚一枚の圧倒的な情報量。ある意味、なんともバランスの欠いた、それでいて一度見たら忘れられない不思議な作品です。

 この作品の様に、フルデジタル化前のスタジオジブリ作品を見る場合、ストーリーやメッセージ云々以前に人間の手で描かれた絵が、何万枚も描かれ、それが動いているという事実そのものに打ちのめされるばかりです。

 この作品の終わり付近で、たぬき達の妖術により、在りし日の武蔵野(多摩丘陵)の姿が人間達の前に現れるシーンは、印象に残る名場面と思います。

Drモルツの12週間で自分を変えるイメージプログラミング←興味を持たれたお客様、クリックをお願いします。
2008/09/22

「耳をすませば」

耳をすませば

neko003_convert_20080922211432.gif img593_convert_20080922211326.jpg

副題:~好きなひとが、できました~

英題:Whisper of the Heart
原作:柊あおい
監督:近藤喜文
プロデューサー:鈴木敏夫
音楽:野見祐二
主題歌:「カントリー・ロード」本名陽子

<物語>
 1998年に急逝した近藤喜文-宮崎、高畑監督、そしてジブリを支えてきた作画監督の最初で最後の総監督作品となりました。オリビア・ニュートンジョンの「カントリー・ロード」(高校の文化祭で、コーラスした思い出の名曲)をバックに始まるオープニングに、いきなり目が釘付けになります。多摩丘陵のニュータウンの夜の街並の、どうってことのない風景-コンビニやガードレールや踏切が、どうしてこれほど魅力的に映るのか不思議でなりません。
 私事ですが、京王線の調布市に、叔母や従妹が住んでいるので、画面から京王沿線らしさが、ひしひしと伝わってきます。

 セル画の描き込み(特に京王5000系、6000系)もそうですが、特筆すべきはサウンドでしょう。車の通りすぎる音、電車の通過音、モーターの唸り、風のざわめき、投げ入れられる新聞の音など、いたるところでさりげなく使われる効果音が、作品に豊かなディテールを与えています。

 作中で使われる「カントリー・ロード」の替え歌「コンクリート・ロード」は柊あおいの原作とは別に用意された筋立てに沿うもので、多摩丘陵の自然開発を揶揄している点で、「平成狸合戦ぽんぽこ」からの流れを感じさせます。
 
 「耳をすませば」は、主人公である中学三年の少女、月島雫(しずく)が、バイオリン職人を目指す少年-天沢聖司と出会い、自分の意志で小説を書き上げる過程を、ほどよく生々しく描いています。
 ラストシーン、雫と聖司の淡い恋が、淡いままじゃ済みそうもない予感をふくらませるあたりに、ジブリらしからぬものを感じさせ、結局は予感を予感のまま、さらっとエンディングを迎えるあたりがジブリらしいと言えます。

 ナウシカ、シータ(天空の城ラピュタ)、フィオ(紅の豚)、古くは、ラナ(未来少年コナン)、クラリス(ルパン三世カリオストロの城)から続いた、聡明・健気・繊細な、献身的でありながら鉄の意志も併せ持つ、無垢で「したたか」、時には超人的な身体能力も発揮するという、宮崎アニメのレギュラーヒロインとは一線を画した等身大の少年少女の姿が、ジブリが向かう方向を暗示させてくれた作品です。

 個人的には、この様な経験とは、一切無関係の中学、高校生時代をおくった私にとって「思い出ぽろぽろ」と並んで好きな作品です。

無料DVD「内面から成功しなさい」←興味を持たれたお客様、クリックをお願い致します。
2008/09/21

「紅の豚」

紅の豚
297_convert_20080921165711.jpg 紅の豚 fio_convert_20080921165940.png
副題:~カッコイイということは、こういうことさ~
英題:Porco Rosso
原作・監督・脚本:宮崎駿
プロデューサー:鈴木敏夫
音楽:久石譲
主題歌:「さくらんぼの実る頃」「時には昔の話を」:加藤登紀子

<物語>
 「魔女の宅急便」で極めた飛行するものへの描写は、紅の豚で更に頂点を極めます。第二次世界大戦前、暗雲が立ちこめ始めたヨーロッパ情勢の中、アドリア海を舞台に一匹狼?(豚)の賞金稼ぎポルコ・ロッソ(直訳:赤い豚)が、空賊相手に繰り広げる冒険と恋の日々、汗と涙と恋の競演でしょうか?

 大人に成ってしまった「飛行少年」の憧憬的視点で作り上げた、いささか屈折した「夢」の世界に、宮崎監督自身であるポルコ・ロッソを、これまたいささか屈折させて登場させたあたりに、宮崎駿監督自身の心情が伺い知れます。
 しかし、たとえそれがセンチメンタルな回顧的世界で有ったとしても、大人から子供まで堪能できる作品に昇華させて、興行収入を得る仕事として成立させた手腕は驚嘆に値します。

 この作品に見せる宮崎監督とスタジオジブリの力量と執念、そしてキャリアは、生半可なものではありません。膨大な数の美しいセル画を使って描かれた深紅のサボイアマルケッティ飛行艇の卓越した飛行性能は、正に「カッコイイとは、こういうことさ(作:糸井重里、声:大塚周夫)」の一言!
 急旋回の時「操縦桿を引きながら傾け、同時にラダーペダルを踏む」その操縦方法の描写、今にも泣き出しそうな空を「翼端のベーパートレイル」で表現するとか、余程の飛行機マニアでもない限り、気づきそうもないディテール描写も素晴しいですが、それにこたえる職人集団ジブリも、凄まじい職人の仕事ぶりを発揮しております。

 「魔女の宅急便」で塗り替えたアニメ興行収入を、さらに塗り替えた「紅の豚」のカッコよさですが、エンディングで、ジェットエンジン搭載の小型飛行艇が飛び去って行くシーンがとても印象的でした。何度見ても誰がパイロットか分からないのですが(フィオ?案外ポルコ?貴方はどちらと思いますか?)、それが、「星の王子様」サン=テグジュペリへのオマージュに思えたのは私だけでしょうか?
 一つだけ例を挙げると、ポルコの戦争中の戦いを回想するシーンで、戦いで疲れ切ったポルコの頭上を不思議な雲が流れる話は、サン=テグジュペリも作品の中で同様な描写をしています。

ひょっとすると、「紅の豚」そのものが、宮崎監督の敬愛するすべての飛行作家へのオマージュでもあるのかも知れませんね。

無料小冊子「あの人はなぜ、いつも成功するのか」←興味をお持ちのお客様、クリックしてくださいね。
2008/09/20

「魔女の宅急便」

以外に長くなってしまいました、「銀河鉄道の夜」
この辺で、明るい雰囲気の作品にトラバーユしましょう!


魔女の宅急便

kiki007_convert_20080920115007.jpg


副題:~おちこんだりもしたけれど、私はげんきです~
英題:Kiki's Delivery Service
原作:角野栄子
監督・脚本・プロデューサー:宮崎駿
音楽:久石譲
主題歌「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」荒井由実

<物語>
 このお話、ちょと面白い裏が有りまして、まず、そちらをご紹介しましょう!

 主人公の魔法使い少女(魔女見習い)のキキに連れ添う黒猫の「ジジ」と宅急便、そして協賛のヤマト運輸とくれば、誰しもクロネコヤマトが最初からスポンサーだと思いたくなる処ですが、どっこいそうではないのです。
 
 作品が保々出来上がり配給の前になって、「宅急便」ヤマト運輸の登録商標であることに気づいたジブリが、慌ててヤマト運輸に相談した処、承諾を貰うどころか協賛まで貰ったと言う、ちょっと考えられないようで、しかい心温まる後日談が伝わっています。

 「魔女の宅急便」に限らず、ジブリ=宮崎監督の作品には、「飛ぶことへの憧れ」が至る所に溢れていますが、手書きセルアニメにおける「飛行描写」は、本作品で最高域に達した言って過言ではないと思います。

 ヨーロッパの街並を取材して描き上げた、キキの街の俯瞰図もさることながら、風にあおられ墜落するホウキという飛行体(?)の頼りなさを、ここまで緻密に描写する宮崎監督とスタジオジブリの仕事ぶりが圧巻です。私は、ヨーロッパ、特に北欧、ドイツ、スイス、オーストリアの風景と鉄道が大好きなので、ついつい見入ってしまします。

 冒頭、荒井由実の名曲「ルージュの伝言」をBGMに、ホウキに跨ったキキが深い藍色の夜空を行くシーンは、透明感と高揚感に満ち溢れ、それはそれは美しいものでした。キキの成長を示すエピソードシーンでまとめたエンディングのBGMは「やさしさに包まれたなら」。まさに、優しさに包み込まれたエンディングです。ジブリは「魔女の宅急便」で宇宙戦艦ヤマトを抜き、アニメ興行収入の歴代トップに躍り出て、荒井由実の二曲は、同年のリバイバルヒットとなりました。

インターネット成功法則←興味を持たれたお客様、クリックしてくださいね。

2008/09/05

「アンデス少年ペペロの冒険」粗筋シリーズNo9

やった!エルドラドに着いたぞ!
ペペロの「冒険2

◆第25話「黄金の都エルドラド」
ペペロ 達はエルドラドがあるらしい場所に来た。しかしエルドラドは影も形もない。突然、道に穴が開き、一行は牢獄へ。そこは、エルドラドに不法入り込む者達を捕らえる牢屋だった。牢屋の中でペペロ達はそこに入れられていた少年を救出する。その少年―怪盗バルンの案内で、ペペロ達はエルドラドに辿り着く。エルドラドの入り口を守る門を見て、ケーナは、記憶を蘇らせる。

 エルドラドの広場で掲示板を見たペペロは、意外な事実に直面した。それには「カルロスという男の処刑を行う」と書かれていた。自分の父かも知れない、と思ったペペロは、アステコに窘められる。なぜならば、この都市では犯罪者に家族がいた場合は、死刑か追放になるからだ。

 ペペロ達はパルンやその兄の力を借り、真犯人捜しをする。その結果、バルン兄弟を利用した保安官アープが真犯人だということがわかった。アープはバルン兄弟を利用して国の国宝を盗み、その濡れ衣をペペロの父にかぶせたのだ。アープは囚われ、ペペロの父の無実が証明された。ペペロと父は涙の再会を果たす。

img619_convert_20080905004730.gif

◆第26話「エルドラドの秘密の宝」
 エルドラドの王宮へ行くペペロ達。ペペロ達を乗せ王宮に向うゴンドラは、アムナス大司教の部下の手でケーブルを切られるものの、その時黄金のコンドルが現われ、ゴンドラを引き上げて王宮へと運ぶのだった。

 王宮で王と王妃の姿を見たケーナは、自分が王女様であったという記憶をすべて取り戻す。ところが王宮では、ヤンカ王子が行方不明になるという事件が起きていた。ペペロ達は王子の為に祈るが、ケーナが何者かにさらわれてしまう。ヤンカ王子が行方不明になった事件の裏には、王国を乗っ取ろうとするアムナス大司教の陰謀があった。ペペロ達はアムナス大司教を捕らえ、ケーナとヤンカ王子を救出した。

 エルドラドの王はペペロの知恵や努力を称え、インディオを幸せにするという大きなとうもろこしをペペロに与えた。そしてペペロは、ケーナとの結婚の約束をして、母の待つ故郷タルサへと帰る。

さて、9回に分けて粗筋を書いてみました。今回、DVDを改めて見直すとイロイロと出てきました、記憶違いや、新たなセリフ、画面が。やはり、見直すと言う事は、全てに於いて必要ですね。

Drモルツの12週間で自分を変えるイメージプログラミング←関心を持たれたお客様、どうぞクリックして下さいね。