fc2ブログ
2018/11/27

思い出の場所を訪ねて

遠賀川、英彦山川に沿って

ジロくんが旅立って、来月1日で49日を迎えます。
私に取って、早い様な、長い様な不思議な感覚の7週間です。
11月中旬、以前ジロくんと一緒に訪問した社を改めて、お参りして来ました。

DSC01342_convert_20181127102322.jpg
今回、一緒に参りしたマスコットのジロくんです。


①八剣神社

DSC01310_convert_20181127101526.jpg
福岡県鞍手郡鞍手町八剣神社

福岡県の遠賀川沿いには、日本武尊を祀る剣神社、八剣神社が数多くあります。
鞍手地域は物部氏の本貫地で、日本武尊は熊襲征伐の折りに、軍事的援助を目的に滞在したと考えられます。
遠賀町立屋敷にも八剣神社があります。
ここで、砧姫を娶られ、二人がお手植えされたという銀杏が、二本大きくそびえています。
鞍手町には、日本武尊が香月氏の始祖オサダヒコの娘常磐津姫を娶り、小磐削の御剣王が誕生します。
更にその子の種日子王は、神功皇后の三韓征伐に従軍した、という話が残っています。

②英彦山大権現

DSC01315_convert_20181127101701.jpg
英彦山大権現様入口

福岡県添田町と大分県中津市にまたがる標高1200mの英彦山は、耶馬日田英彦山国定公園に指定されており、日本二百名山・日本百景・日本三大彦山に数えられています。
紅葉の季節には多くの観光客が訪れる、英彦山には複数の神社があり、その一つに英彦山大権現があります。
明治元年に神仏分離令が発布されて英彦山大権現は消滅してしまい、百余年消え去られようとしていましたが、昭和54年に現在の形で再興されています。
英彦山大権現には庭園があり、紅葉を見ることができるスポットにもなっています。
私が訪問した11月中旬、既に紅葉の盛りは過ぎていましたが、それでも綺麗な風景でした。

DSC01317_convert_20181127101738.jpg
英彦山大権現碑

DSC01329_convert_20181127102048.jpg
御社

DSC01335_convert_20181127102124.jpg
庭園と紅葉

DSC01338_convert_20181127102231.jpg
鐘楼

DSC01343_convert_20181127102258.jpg
庭園の紅葉

③添田神社・添田公園

DSC01349_convert_20181127102532.jpg
添田神社

田川郡添田町の中央、岩石山(がんじゃくさん)の麓に位置する「添田神社」は、旧添田村の産土神で知られる御社。
その昔、山頂に天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)が祀られていたことに由来し、保元3年(1158年)、平清盛が同地に岩石城を築いた際に、麓に新しい御社を建立し、太宰府天満宮の分霊を合祀したことが始まりと言われています。

DSC01348_convert_20181127102555.jpg
御神木

DSC01350_convert_20181127102656.jpg
添田公園の不動明王

添田神社に隣接して、岩石山の麓から中腹にかけて広がる「添田公園」は、桜の名所として福岡県内でも有名です。
楼門先に広がる園内は吉野桜、八重桜、山桜等桜の他、梅やツツジ等四季の彩りが豊かな公園です。

DSC01011_convert_20181127104057.jpg
添田公園のジロくん(平成30年4月21日撮影)

ジロくん

思えば、今年の6月16日にジロくんと一緒に、遠賀川・彦山川方面をドライブした日が、ジロくんとの社巡りの最後だった。
あの日、八剣神社で撮影した写真が、今迄で一番良く撮れた写真だったのに、その写真がまさか遺影になるとは、思ってもいなかった。
添田公園で暫く遊んだ後、何時もなら直ぐ車のシートに収まるのに、その日は何故か名残深そうに周囲を眺め、匂いを嗅いでいた事を今でも覚ているよ。
「涼しくなったら又来ようね」
その言葉は実現出来なかったけど、ジロくんも今回の訪問の時は、一緒だったと思ってる。


PS:今回の紹介文は、各町の観光案内を参考にしています。

平成30年11月27日 by秋葉 奈津子

スポンサーサイト



2018/11/05

ジロくんと歩いた風景

ジロくんの60日

ジロくんが旅立って、3週間余りが過ぎました。
ジロくんが、何時も居た場所には、先の記事にも載せた、八剣神社での姿を遺影として残しています。
今回、僅かな間ですが、晩年のジロくんと散歩した風景を紹介します。
季節が前後しますが、ご容赦下さい。

クンクンタイム
クンクンタイム

散歩のスタート毎に確認とマーキング作業は怠りません。

自宅前の坂道
自宅前の坂道

これからゆっくりとこの坂道を下ります。
見にくいですが、前方の横断歩道手前が散歩道の大川です。

大川
大川


大川は小さな川ですが、鮎が住んでいます。
川面をみると、泳いでいる姿が見る事ができます。
この川は、毎月清掃されているので、大変綺麗な川ですが、先の7月豪雨の時は、増水して周囲の道路迄水が溢れたそうです。
自然の力は怖いですね。

大川沿いの百日紅
大川沿いの百日紅

ジロくんと歩いた門司のこの付近は、百日紅が多く、写真の様に川沿いや民家の庭にも綺麗な花を咲かせていました。

大川沿いの彼岸花
大川沿いの彼岸花

この大川沿いには、彼岸花が多く咲いていますが、白い彼岸花が多いのです。
私は、これ程多くの白い彼岸花が固まって咲いている光景を余り見た記憶がありません。

おおかわ橋
大川に掛かるおおかわ橋

この橋迄来ると、川を離れて、おおかわ公園に向かます。
途中県道262号線を渡りますが、流石に此処では、ジロくんもそれまでのゆっくりモードから早足モードに切り替えて急いで渡ります。

矢筈山の夜明け
矢筈山の夜明け

8月下旬から9月上旬は、午前6時前には陽が射し始めます。
今日も良いお天気に恵まれそうです。

おおかわ公園
大川公園

ジロくんの散歩の折り返し地点の大川公園です。
此処まで、自宅からゆっくり歩いて15分前後、若い頃のジロくんなら10分弱で着きそうですが、無理は禁物。
途中でバスを待つ、女子高生の皆さんに挨拶されて、公園に入ります。

おおかわ公園2
大川公園の周回路

この公園は周囲に歩道が在って、朝の運動をしている皆さんが多いです。
ジロくんもその中に混じって、歩道を一周。
何時も出会う皆さんとは、すっかり顔馴染みになってしまいました。

疲れたよ〜
疲れた〜でも満足

往復約30分の散歩は、朝晩2回でした。
トイレも済ませて、ブラッシングも終わり、後はご飯を待つばかり。

自宅から見える風景

皿倉山八幡方向を望む
山口県下関市彦島

関門海峡を挟んで対岸は、本州の山口県下関市彦島です。
この写真の右手には、佐々木小次郎と宮本武蔵で有名な巌流島が在ります。

風師山方向
自宅の北側、風師山方向

風師山本体の姿が写っていないのですが、この先で関門海峡はぐっと狭くなり、その上を関門橋が渡っています。
治承・寿永の乱(源平合戦)の最後の合戦となった壇ノ浦の戦いは、関門橋の付近と伝えられています。

関門海峡の夕暮れ
関門海峡の夕暮れ


写真の右側は山口県下関市。
左側は北九州市で小倉北区、戸畑区、若松区迄見渡せます。
天気が良ければ、約40km離れた、遠賀郡の湯川山もはっきりと見えます。

愛おしいジロくんへ。

僅か60日余りの短い間だったけど、始めて川の和流を感じ、海峡を通る船の大きな汽笛に驚き、城野に居た頃は、毎年夏の散歩は何時も暑さで私も君もぐったりして家に帰っていたよね。
門司は、涼しい山からの吹き降ろしの風に助けられて、8月でも汗も殆ど無く、散歩できた!
貴方の風をうけて歩く姿は、綺麗だったよ。
ジロくん、門司でも沢山の皆さんに可愛がられた事、忘れないでね。


最後に

自宅に咲いた彼岸花
自宅に咲いた彼岸花

私がブロクを始めて10年間、毎日、拝見していた方の愛犬が、ジロくんの後を追う様に、急逝されました。
ブロクを通してお知り合いになれた、いっこさんへ、とんかつくんのご冥福を心よりお祈り致します。
とんかつくん、安らかに。

平成30年11月5日 by 秋葉 奈津子