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2011/08/31

人類の軌跡その184:末路26

<ナチス全体主義への道その7>

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◎軍  備その2

空軍

 ドイツ空軍の歴史は、1910年に始まり、当初は偵察任務が中心でしたが、第一次世界大戦に於いては、多種多様な戦闘機、偵察機、重爆撃機、飛行船等を使用し、特にツェッペリン飛行船は、ロンドン爆撃を行います。

 ヴェルサイユ条約によって一切の空軍力の保有を禁止されますが、1922年に制約が緩和され、限られた性能の民間航空機の生産・保有が認められ、ここにドイツ国内に航空機メーカーが再建されるように成りました。

 そこでドイツは、極秘裏に爆撃機に転用可能な民間旅客機の研究に対し、補助金を与えるなどの空軍再建の為の準備を開始します。
又、1922年に締結されたラパロ条約により(軍部のみの秘密協定事項が存在し、ドイツ政府にも極秘で)、1924年からソ連国内でも奥地に位置するリューベックの軍事施設をドイツが使用することが可能と成りますが、これはヴェルサイユ条約の軍備制限事項から逃れる、絶好の隠れ蓑の役割を果たし、ドイツは保有を禁止されている戦闘機や戦車の実験、パイロットの養成を行うことが、1933年のヒトラー政権成立迄可能と成りました。 

 1935年の再軍備宣言によって、空軍省が設けられ、大臣に就任したヘルマン・ゲーリングの卓越した政治力も有り、急速に空軍力は増強されました。
この空軍再建は、偏にヒトラー率いるナチスの恩恵であり、陸海空三軍の中で最もナチス色の強い組織として、発展して行きます。

続く・・・
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