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2011/10/18

人類の軌跡その220:歴史の狭間で35

<第二次世界大戦前夜の周辺諸国:ソビエト連邦その⑥>

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大祖国防衛戦争

◎軍 事

 ソ連赤軍は、帝政ロシア軍を母体として、トロツキーによって創設された軍事組織ですが、前述した赤軍大粛清により、大量のしかも有能な将校が粛清された為、指揮命令系統が機能せず、又トハチェフスキーによって赤軍再編成や機械化部隊・空挺部隊の導入等の機械化、近代化に努めていたが、彼の粛清によって再編成計画は頓挫し、近代化は著しく遅れていました。

 この事実は、ソ連・フィンランド戦争で、数的に圧倒的優勢であったソ連軍の予想以上の苦戦を強いられた事からも、証明され、ヒトラーはソ連軍を、「腐った建物は、戸を蹴破れば全体が崩れる」と言い放ちましたが、この表現は当を得たものと思います。

 又、独ソ国境の防御配備は、寸土たりともドイツに譲らないと云う、硬直した思想が原因で、部隊を国境集中配置しましたが、此れは一見強力な防御体制と考えられますが、一端、一個所でも突破されれば、防備が手薄な背後に侵入され、背面攻撃・包囲される危険性が極めて高く、実際にその通りに成りました。
国境守備は、1939年迄に国境線に構築された要塞線「スターリン線」を基本としましたが、1939年にポーランドの東半分を併合した為廃棄され、新しい国境線に要塞線を急遽構築を開始しますが、完成には程遠く、要塞陣地が点在する形と成り、防御力は脆弱でした。

 独ソ戦初期は特に、前線への撤退禁止命令が乱発され、督戦隊と云う逃走防止部隊まで派遣され、前線後方で待機し、退却する兵達を銃殺し、更には、無謀とも思える突撃命令が頻発され、損害を大きくする原因と成りました。

本変終了・・・
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