2012/01/24

人類の軌跡その289:失われたイスラエルの10支族その①

<失われたイスラエル10支族その①>

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◎はじめに
  
 「イスラエル民族」とは厳密には「12支族で構成された連合集団」を指しており、その内の1支族である「ユダ族」を中心とした末裔が後に「ユダヤ人」と呼ばれるように成りました。
従って、「イスラエル民族」と「ユダヤ人」とを同一視する事は出来ず、「イスラエル民族」を「ユダヤ人」として総称する事もできません。
「ユダヤ人」という言葉は、紀元1世紀の歴史家フラビウス・ヨセフスによる造語だと云われています。

 ユダ族が「ユダヤ人」として活躍したのとは対照的に、ユダ族以外の選民、エフライム族やガド族をはじめとする有力なイスラエル諸族は、歴史上から姿を消してしまいました。
現在では、彼らは失われた種族と成っています。
では、「ユダヤ人」以外の失われた選民とは何なのでしょう?「イスラエル12支族」は如何なる集団なのでしょう?そして、彼等の大部分は姿を消してしまったのでしょうか?
 
◎歴  史①

 紀元前2000年、古代バビロニア王国が隆盛を誇っていた時代、メソポタミア地方に一つの家族が住んでいました。
家族の長の名はアブラム、彼は広大なメソポタミアの平原を羊と共に移動しながら暮らしており、その為地元のメソポタミアの人々は、彼らの事を「移動する人々」という意味で「ハビル人」と呼びました。
後に、彼等はユーフラテス川地域からパレスチナ地方、エジプトへ移動した為、「川の対岸からやって来た」と云う意味でハビル人→ヘブル人→ヘブライ人と呼ばれる様に成ります。

続く・・・
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