2012/02/04

人類の軌跡その299:新大陸へ③

<大航海時代③>

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◎ヴァスコ=ダ=ガマの航海について

 ヴァスコ=ダ=ガマのインド航路開拓は、やはり遠洋航海であり、命がけで在る事に変わりは在りませんでした。彼等の一行は、リスボンを出港する時170名の船員が在籍して居ましたが、帰国を果たしたのは44名。
残りの船員は航海途中で命を落として居るのです。
原因は壊血病、ビタミンC不足で起きる病気で、当時の長期間に及ぶ航海で、船員達は新鮮な野菜や果物を食べる事が不可能なので、必ずと壊血病になり、関節が膨張し歯茎から血が流れ出して止まらず、やがて死に至る病気でした。
ヴァスコ=ダ=ガマの航海では、彼の弟も参加していたのですが、この人も壊血病が原因で亡くなり、大航海時代当時の船員達には、逃れられない病気でした。

 従って、この時代の船乗りは本当の意味で冒険家(命知らずの破落戸者)です。
この様な船乗り達を統率する船長は、ディアス、ガマ共に、相当に勇ましい性格の持ち主と想像されます。
では、危険な遠洋航海に参加する理由は何かと言えば、無事に故国へ期間した時の報酬の大きさでした。
一攫千金を夢見る連中が海に出て行くのですが、危険率が極めて高い航海には、誰も参加しません。
コロンブスの航海では、船乗りがなかなか集まらず、遂には航海終了後の釈放を条件に囚人を乗せたと伝えられています。

 1502年、ガマは二度目のインド航海に出発しました。
二度目は、前回の様な轍を踏まず、しかし、正当に取引を行なっても大量の香辛料を買い付ける事は出来ません。今回、ガマは軍事力を背景に商売(!)を強行し、15隻の大船団を組んでインドに到着すると、武力を背景にして太守を恫喝をし、香辛料を手中に収めました。
ヨーロッパとアジアの歪んだ関係がこの時から始まりました。

続く・・・

明日2月5日で、ジロくんは6歳に成ります。
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コメント

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こんばんは♪

遅ればせながら、ジロくんの6才のお誕生日おめでとうございます。