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2012/02/28

人類の軌跡その317:絶対主義のの台頭③

<絶対主義その③>

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 イギリスはスペインに変わり、1600年、東インド会社を設立してアジア貿易に進出。
エリザベス1世の統治は46年間に渡り、その間に国内の宗教問題を解決し、イギリスの国際的地位を向上させ、経済発展の基礎を固めたのでした。

◎絶対主義

 スペインのフェリペ2世やイギリスのエリザベス1世の時代は、其々の国で国王による中央集権化が成立する最後の段階でした。
諸侯や貴族には以前の様な力は無く、国王が比較的自由に国政をリードする事が可能と成り、所謂「絶対主義」が成立して行きました。
国王が、貴族・封建諸侯の権力を制限し、絶対的な権力を握った事から、絶対主義と呼称されています。
フェリペ2世や、エリザベス1世以外にも、エリザベス1世の後継者ジェームズ1世、フランスのルイ14世が有名でした。
絶対主義の政治形態を絶対王政、絶対主義の君主を絶対君主と呼称します。

◎絶対主義の特徴

①「官僚制」「常備軍」

絶対君主が権力を行使する手段として、常備軍と官僚制が不可欠となります。
官僚は、従来の貴族や封建領主に代わって国王の支え、常備軍は、常設軍隊で在り、以前は戦時にだけ傭兵を組織しましたが、平時にも常に軍隊を整備し、国内、国外の敵対対象に備えました。

②「重商主義」

 官僚組織、常備軍は常に維持しなければ成りません。
王は彼らに何らかの形で給与を支給する事に成り、その資金が必要に成ります。
資金を得る為、絶対君主は積極的に海外貿易を推進し、各国が東インド会社を設立した大きな理由はここにあります。
海外貿易を行う事により、国家が繁栄する事は当時の経済理論で、「重商主義」と呼称しました。

③「王権神授説」

 国王とこれに反発する勢力も存在します。
嘗ては封建諸侯、新しく力を伸ばしつつある新興市民階級、国王は国民の反発に対して、王権の絶対性を理論化したものが、王権神授説です。
国王の権力は神から授けられたもので在り、国王の言葉は神の言葉に等しく、国王に逆らう事は、神に逆らう事と同じとする理論でした。
しかしながら、最初に国民が国王の権力に対して異議を申し立てたのも、エリザベス1世以後のイギリスなのです。

絶対主義の台頭終わり・・・

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