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2008/11/05

火の鳥 2772 愛のコスモゾーン

火の鳥2772

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火の鳥について、徒然に書いて来ましたが、本作品で一区切りとしましょう。

火の鳥2772/愛のコスモゾーン
Phoenix 2772
劇場公開 1980年3月15日(東宝配給)

劇場用オリジナルアニメーション映画として製作された、手塚治虫の総監督による、もう一つの『未来編』。
制作年代を調べて驚きました。もう28年も前の作品なんですね。ちょうどこの時期「地球へ」も公開されて、印象どうも薄い作品となってしまいました。

<物語>
 未来。
地球は極度に合理化された社会機構により統制されていた。
人工過剰防止の為、出産は禁止され、限られた人数が試験管ベビーとして育てられており、その一人、ゴドーも育児ロボットのオルガに育てられ、宇宙ハン ターとしての専門教育を学んでいた。
優れたIQを持ち、政治センターのメンバーであるロック長官は、地球が危機 に瀕している事を知り自分だけは生き延びる策を考えていた。

 ロックは、そのエネルギーを得たものは不老不死になるという未確認宇宙物体、 「コードナンバー:2772」通称”火の鳥”と呼ばれる宇宙生命が存在する 事を知り、宇宙ハンターであるゴドーに2772の捕獲の秘密指令を下す。
しかし、ゴドーはロックの許嫁であるレナと恋愛事件を起こした為、ロックの 怒りを買い、強制労働キャンプへ送られてしまう。

 ゴドーはキャンプでサルタという学者と出逢う。
サルタ博士もまた政府への反逆罪で追放されていたのであった。
脱走計画を練っていたサルタにゴドーも加わり、闇夜に乗じて宇宙船スペース・ シャークを奪取した2人は宇宙空間へと飛び立つ。
サルタ博士は死にかけた地球を救う方法の鍵として、火の鳥の力が必要である と考えており、2人は2772を求める航海へと出発する。
長い航海の果て、2人は遂に2772に遭遇するが、2772は想像を絶する 恐ろしい生命体であった。
その頃、地球では地核の大変動が始まり、崩壊に向かっていた。
 
<注記>
 劇場用オリジナルアニメーション作品です。
ストーリーはこの作品の為のオリジナルで、原作、構成、総監督を手塚治虫自身 が手がけています。
監督は杉山卓、サブ・ディレクターとして「宇宙戦艦ヤマト」「超時空要塞マク ロス」の石黒昇があたり、メカ・デザインは「ノーラの箱船」等で人気を博した 漫画家、御厨さと美が担当しました。

 この作品での注目点は火の鳥の描かれ方で、他の作品の火の鳥はメス的な姿 であるのに対し、この作品は荒々しく獰猛なオス的な描かれ方をしています。
試験管ベビーや後半の地球崩壊のくだりなど、当時、同時期に公開された竹宮恵 子の「地球へ…」と似通った内容でもあり、さしたる評判も得られなく終わって しまいました。

 私は、TVでこの作品を見た時、手塚治虫とは全く絵のタッチの違う御厨版火の鳥は、戸惑いました。多くの手塚ファンも同様であったかも知れません。
その様な理由からか、「火の鳥」の作品紹介でも、補足程度にしか扱われていないようで、意外と知名度が低い作品です。

<制作スタッフ>
製作:市川喜一,明田川進
脚本・監督:杉山卓
アニメーションディレクター:中村和子,石黒昇
レイアウト・メカ作画監修:湖川友謙
メカデザイン:御厨さと美
原画:三輪孝輝,高橋信也,正延宏三,小林準治,西村緋禄司,金山明博,半田輝男,富沢和男,湖川友謙,宇田川一彦,中村和子, 鈴木伸一,石黒昇,勝井千賀雄, 坂口尚ほか
動画:加納薫,瀬谷新二,伊吹愛弓,のまとし,門上洋子,吉村昌輝ほか
監督助手:安濃高志
設定ブレーン:小松左京,ジェラルド・クック,フレデリック・ショット
バイオリン:千住真理子
音楽:樋口康雄

<声優>
ゴドー・塩沢兼人
オルガ・三輪勝恵
ブラックジャック・伊武雅刀
ロック・池田秀一
ピンチョ・高橋和枝
レナ・藤田淑子
火の鳥・竹下景子

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コメント

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No title

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!