2013/11/21

歴史のお話その265:語り継がれる伝説、伝承、物語52

<エルミタージュ>

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 ロマノフ朝第8代ロシア皇帝、夫はロマノフ朝第7代ロシア皇帝ピョートル3世。
ドイツで貴族の娘として生まれ、父はドイツ小邦領主、母も地方貴族出身という裕福な家庭で育ち、2歳の時から家庭教師カルデル嬢に育てられ、フランス語に堪能で合理的な精神を持った少女に成長しました。
乗馬も達者でしたが、其れほどの美貌では無かったと伝えられています。

 ドイツで育った為、ロシア文化に不慣れではありましたが、エカチェリーナは努力してロシア語を学ぶ等、ロシア貴族間の人気を得て行きました。
エカチェリーナ2世は、当時ヨーロッパで流行していた啓蒙思想の崇拝者で、教育や社会制度の改革に取り組みましたが、国内で特筆すべき成果を上げる事は出来ませんでした。
やがて勃発たフランス革命には、強い脅威を感じ、晩年には国内を引き締め、自由主義を弾圧していきます。

 豪放磊落で、派手好みのエカチェリーナ2世は、積極的な外交政策を推進し、オスマン・トルコ帝国との露土戦争や3回のポーランド分割など通してロシア帝国領土を大きく拡大し、ボリショイ劇場や離宮エルミタージュ宮殿(現在のエルミタージュ美術館)の建設にも熱心でした。
様々な分野で才能を発揮したエカチェリーナ2世は、芸術にも強い興味を持っていたのです。
ロシア国内はもとより、ヨーロッパ各地から名画・彫刻・陶器等々を買い続け、現在エルミタージュ美術館の所蔵作品は300万点、展示室は400室と云われ、世界的にも最大規模の美術館となっています。
このエルミタージュ美術館の名前の由来は、フランス語で「隠れ家」を意味する「エルミタージュ」。
当初は王侯貴族の収集品を収めるだけで、一般向けの開館はしていませんでしたが、19世紀末に一般向けに開館しました。
美術品コレクターとして有名なエカチェリーナ2世ですが、私生活面でも数百ともいわれる男性愛人をコレクションし、夜毎人を変えて寝室をともにしていたとか。
恐るべし、・・・ですね・・・!

 因みに、ロシア民謡(ソビエト歌謡)「カチューシャ」の名前は、エカチェリーナの愛称です。

続く・・・
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