2016/06/01

歴史を歩く195

1フランス革命とナポレオン⑦

6総裁政府

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テルミドールのクーデターで撃たれるロベスピエール。

 テルミドールのクーデター後、政権を掌握した人々は、テルミドール派と呼ばれます。
テルミドール派は、中間派ブルジョワを中心とした穏和共和派で、その中にはダントン派やジロンド派の残党も含まれており、彼等は恐怖政治を一掃し、ブルジョワによる支配を目指した結果、革命は再びジャコバン派独裁前の状態に戻りました。

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総裁政府

 パリの民衆は、1795年4月と5月の2度にわたって蜂起し、国民公会に押し掛けて「パンと1793年憲法」の実施を要求しますが、テルミドール派は軍隊の力を借りて、これを鎮圧し、新憲法の制定を急ぎました。

 1795年8月20日、国民公会は「1795年憲法(共和国第三年憲法)」を採択します。
1795年憲法は、財産資格による制限選挙を復活し、独裁制の再現を恐れ、二院制と5人総裁制を採用して権力が、一人の人物に集中すること排除する事を考えています。
新憲法による選挙(10月20日)を前にした、1795年10月5日に王党派が国民公会に武力攻撃を仕掛けますが(王党派の反乱)、ナポレオンの指揮する軍によって鎮圧されました。

 1795年10月27日、国民公会は解散し、5人の総裁からなる総裁政府が成立しました。
5人の総裁の中には、「第三身分とは何か」で有名なシェイエスも入閣していました。

 しかし、総裁政府は権限が制限されていた結果、弱体で亡命貴族・王党派の策動が盛んとなり、ジャコバン派も勢力を盛り返し、不安定な政情が続く状況の中で、1796年5月には、バブーフの陰謀が発覚しました。

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フランソワ・ノエル・バブーフ(François Noël Babeuf、1760年11月23日 – 1797年5月27日)

 バブーフ(1760年~97年)は、貧しい家に生まれ、土地台帳監査官になり、領主の不正と土地所有制度の弊害を実感し、私有財産特に土地の私有を否定する思想を抱くように成りました。
革命が勃発するとパリに出てエベール派に近い急進派として活躍し、ロベスピエールの社会・経済政策の不徹底を攻撃してテルミドールのクーデターを支持しました。
3度逮捕され(93年・94年・95年)、獄中でサンキュロット主義(議会外での直接行動)とジャコバン派主義の融合による独自の共産主義思想を作り上げ、出獄後、1793年憲法と私有財産の廃止を主張し、総裁政府転覆を企てましが、事前に発覚して逮捕され(1796年)、翌年の5月にジャコバン派の残党と共に処刑されました。
バブーフは、私有財産の廃止を主張した事から、共産主義の先駆者とされています。

 こうした政情不安の中で、有産市民や革命によって土地を得た農民は、左右両派が政権を握ることを恐れ、現状の社会の安定を願う様に成り、より強力な政府・より強力な指導者の出現を期待する様に成ります。

 当時、この混乱を治めて社会秩序を回復させる力は、軍隊にしか無く、国民の期待は軍隊とその指揮者に集まり、当にこの様な情勢を背景にナポレオン・ボナパルトが登場してくるのです。

ジョークは如何?

北朝鮮建国の英雄が言った。
21世紀、わが国ではたった一握りの燃料で暖房を賄えるほど
科学が発達してるだろう

なんて素晴らしい予言だろうか!

現在、北朝鮮の家庭ではもっと少ない燃料で生活している。


続く・・・
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コメント

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秋葉奈津子様 こんばんは。

急に夕方から冷たい風が吹き出しています。
半袖では寒さを感じるほどでした。
お陰で風邪を引いたようです。
このところ休みなしの日々が続いていますので、
その疲れからかもしれません。

6月が今日から始まりました。
今月もよろしくお願いします。

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秋葉奈津子様 おはようございます。

昨日から朝晩が冷え込んでいます。
ヒンヤリした風が肌を刺します。
風邪にはご用心を!

帰宅途中に 川沿いを歩いていますと燕が低空飛行で、
いかにもぶつかりそうな感じで飛翔しています。
卵からかえった幼い燕が飛ぶ練習をしているのでしょう。
危なっかしくて見ておれません。

葉山左京様、おはようございます。

朝は気温が低いですね。
ちょっとした油断が、風邪等の原因に成りそうです。

今日から6月です。
梅雨入りも後10日前後でしょうか?
此方ではもう直ぐ、小倉祇園太鼓に参加する、各町内が7月中旬の本番に向けて、夕方から太鼓の音が聞こえる様に成ります。
この太鼓の音を聞くと、いよいよ夏の到来を実感します。
今日は晴れ。
梅雨入り迄、少しでも良いお天気が続きます様に。

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秋葉奈津子様 こんばんは。

いつもありがとうございます。

晴れた青空に風が強く吹いています。
朝の気温は13度肌寒い朝でした。
それでもバードウォチャーの人たちは6時過ぎには遊歩道に望遠鏡を掲げています。

最近は人数も増えて遊歩道に溢れています。
今のところはトラブルもなしでいいのでしょうが。

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秋葉奈津子様 こんばんは。

雲り空から時々霧雨が降ります。
関西はやっと梅雨入りしたと夕方気象台の宣言でした。
これからまた湿気と蒸し暑さに困りますね。

夏場第1回目の土手の草刈りが始まりました。
雑草が刈り取られた周辺では田んぼの水入れ作業が始まっています。
秋にはおいしいご飯が食べられそうです。

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葉山左京様、こんばんは。

北部九州は梅雨に入りました。
此れから7月中旬迄、雨模様の日が多くなります。
梅雨前線の北は、比較的涼しいのですが、南側は高温多湿の世界。
今年の夏は、暑い夏に成りそうとのことなので、少し憂鬱です。

紫陽花にカタツムリ、地面すれすれに飛ぶツバメ。
毎年繰り返される、梅雨の光景です。

No title

秋葉奈津子様 こんばんは。 

京都も梅雨入り宣言後の雨でしたが、
昼からは青空が広がりました。
気温も上昇です。

夏祭りは暑さと梅雨を吹き飛ばす程の勢いの良い祭ですね。
夏は祭があるから好きです!

今はサツキもきれいですし、
スイレンやカキツバタ、タチアオイも咲いています。
夏の花もきれいです。

葉山左京様、こんばんは。

昨日に続き今日も、霧雨の舞う1日。
気温も低目で、暖かいものが欲しくなる日曜日です。
窓には、水滴がいく筋も流れていく姿を眺めるのも、面白いものです。

ジロくんの散歩は今日も無理。
彼も雨の日は、散歩に行きたがらず、屋根の下で憂鬱そうに空を眺めていました。
明日にお天気は、さてどうなることでしょう。