2016/07/19

歴史を歩く203

29 産業革命③

3 交通・運輸機関の発達

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ロケット号

 産業革命の進展に伴い、原料・製品・特に重量物の鉄鉱石や石炭等を大量に早く・安く輸送する必要から交通・運輸の部門で一大変革がおこります(交通革命)。

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イギリスの商業運河(現在)

 18世紀後半には、運河を利用した舟運が大量の物資輸送に大きな役割を果たし、運河が盛んに建設され、特に1790年代は「運河狂時代」と呼ばれる程運河建設がブームに成り、運河建設は、当初石炭を運ぶ必要から始まりました。
当時の石炭船は運河の両堤を走る馬によって引かれて航行しました。
運河が使われたのは、馬車で運ぶよりもはるかに少ない馬で大量に運ぶことが出来たからですが、19世紀に入ると運河は鉄道にとって替わられるように成りました。

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リチャード・トレビシック(Richard Trevithick、1771年4月13日 - 1833年4月22日)

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ペナダレン号のレプリカ(国立ウォーターフロント博物館、スウォンジ)

 1804年に、トレヴィシック(1771年~1833年)が、初めてレールの上を走る蒸気機関車の試運転に成功しましたが、低速で安全度に問題もあり実用化には至りませんでした。

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ジョージ・スチーブンソン(George Stephenson、1781年6月9日 - 1848年8月12日)

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ロコモーション号

 スティーブンソン(1781年~1848年)は、トレヴィシックの蒸気機関車の欠点を改良し、石炭運搬用の実用蒸気機関車の開発に成功し(1814年)、更に1825年には、スティーブンソンの「ロコモーション号」が、35両の貨車と客車を引いて、ストックトン⇔ダーリントン間(イギリス東海岸の北、ニューカッスルの南)約17kmを時速約18kmで走破しました。

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ロケット号(レプリカ)

しかし、「ロコモーション号」も石炭消費量が多く採算に合わず、更に改良を加えて「ロケット号」を製作します。
ロケット号は、1830年に開通したマンチェスター⇔バーミンガム間を時速約40kmで走ります。

 この成功に刺激されて、1830年代以後、イギリスを中心にヨーロッパ大陸、アメリカ大陸でも鉄道網が急速に拡大し、鉄道時代に入って行きます。
一方、海上交通の方でも19世紀に入ると蒸気船が登場してきます。

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ロバート・フルトン(Robert Fulton、1765年11月14日 - 1815年2月24日)

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外輪式蒸気船クラーモント号

 アメリカ人フルトン(1765年~1815年)は、世界最初の外輪式蒸気船クラーモント号(長さ45m、重さ150トン)を建造し、1807年にハドソン川240kmを時速約7.5kmで遡航することに成功しました。

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USSサヴァンナ号

 更に、アメリカ船サヴァンナ号は、1819年に初めて大西洋横断に成功し、29.5日でリヴァプール港に入港しました。
サヴァナ号は、重さ320トンの木造・外輪式の機帆船でしたが、ほとんど帆走し、蒸気力による航行は僅か85時間であり、積み荷は綿花でした。
その後、1830年代にはスクリュープロペラを採用した汽船が登場し、サヴァナ号から20年後には大西洋横断は10~15日に短縮されます。

 交通・運輸機関の発達は、人や物の輸送の量・速度を飛躍的に増大させ、世界各地の時間的な距離を短縮し、世界の一体化をますます促進しました。

ジョークは如何?

ジュール・ベルヌの「80日間世界一周」の一コマ

アメリカ西部の町で暴動が起こってて、旅行者が何の騒ぎか聞くと、

「治安判事の選挙があるんで、両陣営が戦ってるんでさあ」

続く・・・

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コメント

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秋葉奈津子様 こんばんは。

毎日暑い日が続き冷房が欠かせません。
しかし冷房がきつすぎると、汗をかいた後の体にはあまりよくありませんね。

どうも夏風邪をひたのでしょうか、
体がだるく感じられます。
微熱程度ですから大したことはありませんが、
夏風邪には油断大敵です。
お体大事にお過ごしください。

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葉山左京様、おはようございます。

連日涼しい朝を迎えていますが、今年の夏はどうなるか心配です。
この涼しさのお陰で、ジロくんは元気で、食欲もあって安心しています。
雨も一段落したので、朝は午前中に草刈をする予定にしています。
草も2週間前に刈った処は、もうボウボウに成ってしまいました。
夏は、雑草との戦いです。

朝晩と日中の温度差は結構有りますね。
体調管理にご注意下さい。

秋葉奈津子様 こんばんは。

ハイ言われる通り

朝晩は涼しく日中との温度差が激しいですね。
体調維持がむつかしいです。
明日は祇園祭の後祭です。

見に行こうかなと思っています。
また外人さん多い事でしょう。

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葉山左京様、おはようございます。

九州は、梅雨明け以来、例年に比べて湿度の低い毎日が続いています。
普段より、汗の出方も少なく感じます。
特に、夜のジロくんとの散歩は、本当に涼しいです。
何時まで続くかは、解りませんが、体調には良いですね。

祇園祭りは、こちらでも紹介されてしまいます。
見物に行くのも大変そうですが、一度は見てみたいものです。

秋葉奈津子様 こんばんは。

祇園祭の後祭(あとまつり):大船鉾の巡行があさ9:30から始まりました。
船の舳先に鎮座しています龍頭が新しくなり、
見栄えもよくなりました。
従来より大きくなった感じがします。

北九州の方でもニュースで出ていますか。
時間があるとき一度見に来られてください。
勇壮さはありませんが、
伝統と雅さがあると思います。

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葉山左京様、おはようございます。

7月ももう直ぐ終わりですね。
8月に入ると、花火大会が市内の各地で開催されます。
小学生、中学生の頃は、浴衣姿で見物に行ったものです。

祇園祭は、京都らしく静かなお祭の印象が強いです。
時間が自由に使える様に成ったら、行きたいと思います。

秋葉奈津子様 こんばんは。

天気予報では雨の確実50%以上でしたが、
雨が降りませんでした。
えー、こんなこともあるものだと、
思いました。
今の天気予報は人工衛星を使って正確な予報が売り物なのに、
狂うこともあるようですね。

自然の変化には人間の科学もまだまだのようです。

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秋葉奈津子様 こんばんは。

朝からの雨が夕方はようやく止みました。
湿度が高く蒸し暑い夕方でした。

こちらの花火大会は宇治川と琵琶湖の花火大会があります。
大阪ではあちらこちらでも花火大会があるようです。
特にPL学園で有名なPL教団の花火の打ち上げはすごいようです。

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葉山左京様、こんばんは。

今日は、少し蒸し暑さを感じます。
風が殆んどないので、余計に暑さを感じてしまいます。
私の勤務先は、関門海峡に極めて近いのですが、それでも風を殆んど感じませんでした。
風の吹かない海辺は、余計に暑さを感じます。

北九州市では、もう直ぐ花火大会が各地で行われます。
北九州市の隣町、芦屋町では8月に入る間も無く、花火大会が行われ、お盆の入には、北九州市と対岸の下関市で海峡花火大会が行われます。
見物が極めて多いので、公共交通機関で無いと、近づく事は殆んど無理ですね。

此れから暫く、夏の風物詩が沢山です。

秋葉奈津子様 こんばんは。

北九州市と下関市で関門海峡を挟んで花火大会が行われるのですか、
さぞかし壮大できれいなことでしょうね。
見に行きたいものです。

夏は楽しいイベントが目白押しです。
子供達には楽しい夏の思い出が残ることでしょうね!

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葉山左京様、こんばんは。

海峡花火大会は、関門橋を背景に見るとそのスケールの大きさが判ります。
この時は、花火見物の納涼船も多数でますが、多分予約で満席と思います。

今日は暑い1日でした。
今年は、未だ入道雲を全く観ません。
私の勤務先では、関門海峡から周防灘を一望できます。
遥かに本州山口県宇部、小野田方面が又対岸は、下関市と海を隔てています。
遠くの空迄はっきり見えますが、今年は夏特有の姿は在りません。

明日も良いお天気との事。
いよいよ、暑さも本番でしょうか?

秋葉奈津子様 おはようございます。

朝からせみ時雨がやかましいほど聞こえてきます。
曇り空の東の空に黒くそびえているのは醍醐の山です。

はっきりしないところ今日一日は曇りか雨でしょうか。
朝はヒンヤリとして気持ちがいいですね。
窓から見える遊歩道には早くからのウォーキングの人たちの姿が見えます。

葉山左京様、おはようございます。

北九州は今日も朝から蝉の大合唱です。
もう暫くすると、じわりじわりと気温も湿度も上昇してきます。

ご自宅からの眺めは良さそうですね。
私の場合は、結構家が密集しているので、南側の眺めは良くありません。
子供の頃から眺め続けた風景ですが、やはり昭和40年代は遠くまで見渡せました。
今では、当時の風景を見ることが出来るのは、僅かな場所だけです。

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