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2009/01/12

日本の神話(誓い・その八)

誓約(ちかい) 

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 海原の国を追放されたスサノオノミコトは、
「よし、それならアマテラスオオミカミに申し上げて、黄泉の国に行こう。」
と言って、天に昇られました。
しかし、その時に、山や川が大荒れの嵐になり、国中が揺れ動きました。
そこで、アマテラスオオミカミは、大変驚いて、
「わたしの弟が、天に昇ってくるのは、まちがいなく善い心を持ってくるのではないでしょう。わたしの国を奪おうと思っているのかもしれない。」
とおっしゃて、髪をふりほどき、左右の耳のところに輪を巻き、その髪の輪にも、鬘(かずら)にも、左右の手にもたくさんの勾玉(まがたま)がついた玉の緒(お)を巻きつかせました。(男の髪型にした。)
そして、背中には矢が千本入る筒をかつぎ、腰にも五百本入る筒を、腕には威勢のよい音が出る鞆(とも)をつけ、弓を振り立てて、力強く庭を踏みつけ、淡雪のように大地を蹴散らし、男のような威勢のいい声で叫びながら、スサノオを待ち受けた。

「おまえは、どういうわけで昇って来たのか!」
「わたしは、やましい心を持ってはいません。ただ、我父が、わたしが泣きわめく理由を聴かれたので、わたしは、母の居る黄泉の国へ行きたいと答えました。しかし、父は、それでは、お前はこの国いてはいけないとおっしゃて、追い払われてしまったのです。そこで、これから黄泉の国へ行く理由をお姉さんに報告しようと思ってここに参りました。謀反の心などはありません。」
「それなら、あなたの心の清いことをどうやって証明するのか?」
「神々に誓約(ちかい)を立てて、女の子を生んでみせましょう。」
とスサノオノミコトが、天の安河を間にはさんで誓約(ちかい)をしている時に、アマテラスオオミカミは、スサノオノミコトがつけていた長い剣を取り、三つに折って、音もさやかな神聖な井戸水で清めて、その剣をかんで吐き捨ててしまわれました。※

※ その時、吐き捨てる息が霧になった時に現れた神様は、タキリベミノミコト(多紀理?売命)又の名をオキツシマヒメノミコト(奥津島比売命)でした。
次に現れたのは、イチキシマヒメノミコト(市寸島比売命)又の名をサヨリビメ(狭衣?売命)、次にタキツヒメ(多岐都比売命)です。

 そして、スサノオノミコトがお願いし、アマテラスオオミカミの左の髪にまいておられた大きな勾玉のたくさんついた玉の緒を音もさやかな神聖な井戸水で清めて、それを噛んで吹き捨てました。
次に、右の髪につけていた玉の緒、鬘(かずら)にまいていた玉の緒、左手、右手にまいていた玉を同じように吹き捨てました。※

※ その時、吹き捨てる息が霧になった時に現れた神様は、マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト(正勝吾勝勝速日天忍穂耳命)、アメノホヒノミコト(天菩卑命)、アマツヒコネノミコト(天津日子根命)、イクツヒコネノミコト(活津日子根命)、クマノクスビノミコト(熊野久須?命)。
こうして、五柱の男の神様が誕生しました。

 そこでアマテラスオオミカミは、スサノノミコトに
「この後から生まれた五柱の男の子は、わたしが身につけていた玉の緒から生まれた神ですから、当然にわたしの子です。先に生まれた三柱の女の子は、すべてあなたが身につけていたものから生まれたのですから、すべてあなたの子です。」
とおっしゃて、生まれた神々を分けられました。

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