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2009/01/21

ギリシヤ神話Ⅶ・パンドラ

パンドラ

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 人間とプロメテウスに散々な仕打ちをしたゼウスですが、これだけでは腹の虫が納まりませんでした。
ゼウスは、彼らを絶望に追い込む、究極の妙案を思いついたのです。
まずゼウスは、工匠の神へパイストスを呼びつけ、粘土で人形を作るように命じました。
その人形に人間の声と力を打ち込ませ、姿を女神のように作らせました。
次に、その美しい姿エルピスの人形を人間にする為、他の神々達にはこの人形にあらゆる知識を教えるよう命じました。

 アフロディテが色気と悩ましさをおしえると、ヘルメスは、ずる賢さとウソと好奇心を教えました。
こうして世界で始めて生まれた”人間の女”にアテネたちは、美しい衣装を与えました。
ゼウスは、このとても美しい人間の女を”パンドラ"(「あらゆる贈り物を与えられた」の意)と名づけました。
そしてゼウスは、彼女に神々の贈り物を詰めた手箱を持たせ、プロメテウスの弟(エピメテウス)のもとに贈りました。

 エピメテウスの家に着くとパンドラは、彼に「私はゼウス大神の言いつけで、ここに遣わされました。どうか私をここに置いてください。」と言い、美しく微笑みました。
エピメテウスはかねてより兄から、ゼウスの贈り物には気をつけるよう言われていましたが、彼女のあまりの美しさにあてられたおろかな彼は、そんなことも忘れ、彼女を家に入れてしまいました。

 しかしさすがのエピメテウスも、彼女とともに贈られた手箱は怪しいと思い、これは開けずに取っておきました。こうして二人の楽しい生活が始まりました。
そんなある日、エピメテウスはどうしても家を留守にしなければならなくなりました。
彼女を気がかりに思った彼は、出かける間際に彼女に、「あの手箱だけには絶対に触れてはならないよ。」と言い残して出かけてしまいました。

 一方、残されたパンドラは、開けてはいけないと言われると、逆にどうしても中が見たくなってたまりません。
とうとう彼女は「少し覗くだけなら」とその手箱を開けてしまいました。
しかし、その中に入っていたものは、パンドラが期待したようなものではなく、「苦しみ」や「病気」「その他の災い」だったのです。

 それらは、一気に飛び出し、世界中に広がりました。あわてたパンドラがふたを閉めた時、箱の中には、唯一つ「希望」だけが飛び出せずに残っていたのです。
このために人間は、どのような苦労や災難があっても、この閉じ込められた希望のおかげで絶望せずに生き通す事ができるのです。

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