ジロくんのワクチン接種その2
こんばんは、ジロくんのお世話役の奈津子です。

今日の午前の記事について、2,3とお問合せがありましたので、続きを・・・・
混合ワクチンについてその接種回数と時期の話をしようと思います。
まず子犬の混合ワクチン接種回数は2回もしくは3回行うものが一般的です。
接種を行う時期については獣医さんによって様々です。
例として2回の場合は、生後2ヶ月目と3ヶ月目に1度づつ行います。
3回の場合は生後6週目と9週目、12~14週目に1度づつというように行います。
では、なぜワクチン接種の時期が確定していないのでしょうか?
それは母犬からもらう移行抗体に関係があります。
移行抗体とは子犬が産まれてから2日以内に飲む母犬の初乳に含まれる免疫のことを言います。
子犬は自分で免疫を作り出すことが出来ません。
母犬からもらう初乳によって体の中に免疫を作ります。
でも、この移行抗体は一時的なものであってそのうちなくなってしまうのです。
そのなくなってしまった移行抗体に代わる免疫をワクチン接種によって補ってあげるのです(成る程!)
ですが、厄介なことに移行抗体が無くなってしまう前にワクチンを接種しても移行抗体にワクチンが弾かれて新しい免疫はできません。
母犬からの移行抗体がなくなる時期はその犬によって違います。大体生後6週~14週程でなくなってしまうと言われています。
この二つの事からワクチン接種の時期がはっきりとは決まってないのです。
ですから抗体のなくなり始める6~8週ぐらいに一回接種します。まだそれでも移行抗体が残っていてワクチンが弾かれているかもしれないので、その約1ヶ月後に二回目を接種するのです。3回目の接種をする場合も同じ理由です。
このような子犬のワクチン接種の必要性については皆さんよく知っていると思います。
事実、日本での子犬のワクチン接種率は約70%と比較的高いものになっています。
ですが、成犬に関してのワクチン接種率となると大幅に下がって約20%~30%と言われています。
成犬にも混合ワクチンの接種は必要です。
人間は子供の頃に予防接種を受けた場合は大人になってからも受ける必要はありません。
では、なぜ?・・・・犬は必要なのでしょう?
犬はワクチン接種によって抗体が作られてもしばらくするとなくなってしまうからです。
ですから、子犬のうちにワクチンを接種してもその後定期的に受ける必要があります。
この接種時期については子犬のときワクチンを接種してから約1年後に行います。
これはどこの獣医さんでも大体同じようです。
そしてその後は1年に1回接種する事が今まで当たり前とされてきました。
ですが、最近では3年に1回で良いという考え方もあります。
欧米ではワクチンの過剰接種は控えようという動きが強まり、接種回数を減らす方向に向かっています。
実際、1年に1回とされたはっきりした理由がないのも事実です。
まあ、1年に1回打っとけば大丈夫か・・・程度の理由のようです。
ですが、全ての抗体が必ず3年は持つという確証もありません。
最近、日本でもワクチン回数を減らす運動が行われています。
成犬のワクチン接種を3年に1回とする獣医さんも中にはあるようです。
ワクチン接種には副作用の危険もあります。必ずしもワクチン接種は100%安全であるとは言い切れません。
もし、ワクチン接種が1年に1回行う必要がないのであれば出来るだけ愛犬の負担を減らしてあげたいものです。
実は抗体の有無を調べる抗体検査なんてものもあります。
手間はかかりますが抗体検査を行って必要なワクチンのみ接種するなどの工夫も愛犬の為には必要なのかもしれませんね^^
最後にワクチン接種時の注意事項です。(もう少しですので頑張って読んでくださいね)
ワクチンを接種した当日は出来るだけ安静にさせてあげて下さい。
また、ワクチンにはアレルギーなどの副作用が現れる場合があるのでよく様子を見てあげてください。
1.アレルギー症状はワクチンを接種してから数分後から数時間で現れることがほとんどです。
2.重度の全身症状は1時間以内に発現することが多いようです。
1、2のことからワクチン接種は出来るだけ午前中に行い、出来れば接種後1時間は病院で様子を見るようにしてあげてください。
午前中に接種していれば、もし数時間後にアレルギー症状を発見してもすぐに病院で診て貰うことができますね(そうか!)
アレルギー症状には様々なものがあるので様子がおかしかったらすぐに病院に連絡して医師の指示に従ってください。
また、ワクチン接種の効果が現れるには2週間程度かかります。その間は他の犬等への接触には十分注意してあげてください。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
ワクチンで予防できる病気についてはまた次の機会に書きたいと思います。
それでは、また(^^)/


今日の午前の記事について、2,3とお問合せがありましたので、続きを・・・・
混合ワクチンについてその接種回数と時期の話をしようと思います。
まず子犬の混合ワクチン接種回数は2回もしくは3回行うものが一般的です。
接種を行う時期については獣医さんによって様々です。
例として2回の場合は、生後2ヶ月目と3ヶ月目に1度づつ行います。
3回の場合は生後6週目と9週目、12~14週目に1度づつというように行います。
では、なぜワクチン接種の時期が確定していないのでしょうか?
それは母犬からもらう移行抗体に関係があります。
移行抗体とは子犬が産まれてから2日以内に飲む母犬の初乳に含まれる免疫のことを言います。
子犬は自分で免疫を作り出すことが出来ません。
母犬からもらう初乳によって体の中に免疫を作ります。
でも、この移行抗体は一時的なものであってそのうちなくなってしまうのです。
そのなくなってしまった移行抗体に代わる免疫をワクチン接種によって補ってあげるのです(成る程!)
ですが、厄介なことに移行抗体が無くなってしまう前にワクチンを接種しても移行抗体にワクチンが弾かれて新しい免疫はできません。
母犬からの移行抗体がなくなる時期はその犬によって違います。大体生後6週~14週程でなくなってしまうと言われています。
この二つの事からワクチン接種の時期がはっきりとは決まってないのです。
ですから抗体のなくなり始める6~8週ぐらいに一回接種します。まだそれでも移行抗体が残っていてワクチンが弾かれているかもしれないので、その約1ヶ月後に二回目を接種するのです。3回目の接種をする場合も同じ理由です。
このような子犬のワクチン接種の必要性については皆さんよく知っていると思います。
事実、日本での子犬のワクチン接種率は約70%と比較的高いものになっています。
ですが、成犬に関してのワクチン接種率となると大幅に下がって約20%~30%と言われています。
成犬にも混合ワクチンの接種は必要です。
人間は子供の頃に予防接種を受けた場合は大人になってからも受ける必要はありません。
では、なぜ?・・・・犬は必要なのでしょう?
犬はワクチン接種によって抗体が作られてもしばらくするとなくなってしまうからです。
ですから、子犬のうちにワクチンを接種してもその後定期的に受ける必要があります。
この接種時期については子犬のときワクチンを接種してから約1年後に行います。
これはどこの獣医さんでも大体同じようです。
そしてその後は1年に1回接種する事が今まで当たり前とされてきました。
ですが、最近では3年に1回で良いという考え方もあります。
欧米ではワクチンの過剰接種は控えようという動きが強まり、接種回数を減らす方向に向かっています。
実際、1年に1回とされたはっきりした理由がないのも事実です。
まあ、1年に1回打っとけば大丈夫か・・・程度の理由のようです。
ですが、全ての抗体が必ず3年は持つという確証もありません。
最近、日本でもワクチン回数を減らす運動が行われています。
成犬のワクチン接種を3年に1回とする獣医さんも中にはあるようです。
ワクチン接種には副作用の危険もあります。必ずしもワクチン接種は100%安全であるとは言い切れません。
もし、ワクチン接種が1年に1回行う必要がないのであれば出来るだけ愛犬の負担を減らしてあげたいものです。
実は抗体の有無を調べる抗体検査なんてものもあります。
手間はかかりますが抗体検査を行って必要なワクチンのみ接種するなどの工夫も愛犬の為には必要なのかもしれませんね^^
最後にワクチン接種時の注意事項です。(もう少しですので頑張って読んでくださいね)
ワクチンを接種した当日は出来るだけ安静にさせてあげて下さい。
また、ワクチンにはアレルギーなどの副作用が現れる場合があるのでよく様子を見てあげてください。
1.アレルギー症状はワクチンを接種してから数分後から数時間で現れることがほとんどです。
2.重度の全身症状は1時間以内に発現することが多いようです。
1、2のことからワクチン接種は出来るだけ午前中に行い、出来れば接種後1時間は病院で様子を見るようにしてあげてください。
午前中に接種していれば、もし数時間後にアレルギー症状を発見してもすぐに病院で診て貰うことができますね(そうか!)
アレルギー症状には様々なものがあるので様子がおかしかったらすぐに病院に連絡して医師の指示に従ってください。
また、ワクチン接種の効果が現れるには2週間程度かかります。その間は他の犬等への接触には十分注意してあげてください。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
ワクチンで予防できる病気についてはまた次の機会に書きたいと思います。
それでは、また(^^)/

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