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2008/07/28

ゲド戦記

今日、お昼休みにゲド戦記の話になって
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そこで、奈津子の薀蓄を一つ。
傑作ファンタジーと言えば「指輪物語」「ナルニア国ものがたり」と並んで必ず名前が出されるのが、この「ゲド戦記」です。
「戦記」といっても、軍勢と軍勢がチャンチャンバラバラと戦うようなシーンはありません。(私は、この題名でちょっとダマされちゃいました(笑))。どちらかというと地味な(?)というか、孤独な戦いが多い本といえましょう。

そんな地味な「ゲド戦記」ですが(笑)、ストーリーにはぐいぐい惹きこまれますし、なんと言っても「言葉」の素晴らしさが秀逸
です。

ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそあるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ輝ける如くに


これは第一巻の巻頭詩なんですが、最初に読んだときにもグっと心をつかまれましたが、第4巻まで読んであらためてこの詩を読むと、ジワーっと涙がにじむような、そんな感動に包まれてしまいます。
この5行の詩が「ゲド戦記」のすべてを物語っている、そんな気がします。

この詩以外にも、「ゲド戦記」は名言、名文の宝庫。
すぐれた書物には、必ず忘れられない言葉、印象に残る文章があるものですが、「ゲド戦記」には、それがキラ星のごとく輝いています。そして、その言葉自体に深みがあって、心にしっとりと染み渡ってくるんですよね・・。

また、語られているテーマも深遠で多様であり、私が上に書いた要約も、私個人が感じた読み方にすぎず、きっと人によってさまざまな読み方があるんだろうと思います。
読んでいる時の状況や年齢によっても、捉え方がずいぶん違ってくるのではないかと思いますし。
そういう意味でも、一生傍らにおいて何度でも読み返したい本といえるでしょう。
うーん。まさに傑作。

皆さんも「真理」がきらめくアースシーの世界を、ぜひ旅してみてくださいませ。
アニメのゲド戦記と文学としてのゲド戦記は、大きく異なります。ご注意を!!

Dr.モルツで自己啓発
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