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2009/03/28

二重星

二重星(実視連星)

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 春の星座には、先にご紹介した、ミザールとアルコルの他にも有名な二重星があります。

アルギエバ(しし座γ星)

 しし座のレグレスから順に上に辿って行くと「?」を裏返した星の並びがあります。
それがヨーロッパで使われる、草刈鎌に大変よく似ているので、それに準えて、この部分を「ししの大がま」と呼ばれています。

 アルギエバは、地球から80光年の距離が在り、レグレスから辿って2番めにある「たて髪」という意味の星で、2.6等星のオレンジ色の星と3.8等星の黄色が4″離れて見え,色の対比が素晴らしく、北天一美しい連星(619年周期)とも言われています。

 又、しし座流星群の放射点に近い事も知られています。

ポリマ(おとめ座γ星)

 おとめ座のYの字の中央にある「予言の女神」という意味の星です。
3.6等星の全く同じ明るさの白色の星が、172年の周期で巡り合っており、2つの星が寄り添うように輝く姿はとても印象的です。
両者の間隔は、少しずつ狭まって来ており、2008年には0.4″と大望遠鏡を使用しないと、識別は困難になりました。

コル・カロリ(りょうけん座α星)

 猟犬座のほぼ中央で輝くα星は、コル・カロリと言う名前を持ち「チャールズ王の心臓」という意味の3等星です。
名前の由来は、1660年にスティアート朝チャールズ2世が復権して、ロンドンのお城に戻った事を記念して、エドモンド・ハレーが命名しました。
古い星図には、王冠を冠った、ハートの絵が描かれています。

 望遠鏡で観察すると、白色の2.9等星と紫色の5.4等星の二つが約20″離れて並んでいます。
 尚、コル・カロリは、猟犬座付近に散会する、銀河観測の座標として利用されています。

プルケリマ(うしかい座ε星)

 うしかい座の一等星アルクトゥールスのすぐ北にある3等星です。
ロシアの天文学者O・W・シュトルーヴェは、プルケリマ:最も美しいものと命名しました。
濃黄の2.7等星と青色の5.1等星の2つの星が非常に長い周期で寄り添っています。


参考文献: 「藤井 旭の星座ガイド春」(誠文堂新光社)
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