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2009/03/29

春の星座の代表・しし座のお話

しし座

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 春の夜は、春霞の為、ぼんやり明るく、星の輝きが、冬に比べると今ひとつはっきりとしませんが、この時期の月夜を表現する言葉に、「おぼろ月夜」と中々、風流な名前がありますね。

 さて、その様な星空で、3月下旬の今頃なら、21時頃、南の空にやや明るい星が二つ輝いています。
このうち、東より(しし座の後ろ脚付近)の明るい星が、土星です。
そして、南側の次に明るい星が、「しし座」の心臓に輝く「レグルス」と呼ばれる星です。

 「レグルス」という名前は、日本語で小さな王という意味を持っていて、「しし座」は、この「レグルス」を目印にして、頭上に向かって星を結んでいくと、「?マ-ク」を裏返した形が目印です。
この形を、ヨーロッパでは、草を刈る鎌の形と見て、「ししの大鎌(おおがま)」と呼んでいます。

 ししの姿は、この大鎌が頭から前足の部分となり、そして、東(左)に目を向けると、細長い三角形に並ぶ星々が見つかります。
この部分をお尻からしっぽと考え、「デネボラ」がしっぽの先に輝く星です。

 春の星座の中で、「しし座」は大変判り易い姿をして、見つけやすい星座の一つですが、ギリシャ神話では、余り良い姿とは考えられてはいませんでした。

「しし座」の昔話

 昔、ネメアという谷に、一匹のライオンが住んでいました。
このライオンはとても凶暴で、人家の近くに時々出没し、家畜を襲っていました。
やがて、味を占めたライオンは、なんと人間も襲うようになったのです。
人々は、この人食いライオンを恐れていましたが、力を恐れ近づくことすらできません。

 ある日、ギリシャ一の怪力の持ち主、ヘルクレスがネメアを訪れ、村人の為にこの人食いライオンを退治しに出かけました。
人食いライオンの住む洞窟に来たヘルクレスは、まず弓矢を放ちました。
しかし、ライオンの皮膚は硬く矢をはねかえしてしまうので、ヘルクレスは、持っていた棍棒でライオンを何度も殴りつけましたが、これでも効果がありません。
終に、ヘルクレスは、素手でライオンに立ち向かい、その太い腕で、ライオンの首を締め付けました。ライオンも抵抗しましたが、なんと3日間もずっと首を絞め続け、さすがの人食いライオンも、ぐったりとして動かなくなりました。
村人は、人食いライオンの恐怖から救われたのです。

 之を知った、大神ゼウスは、ヘルクレスの功績を称える為に、ライオンを天にあげ、星座とし、この星座は、しし座と呼ばれるようになりました。

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