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2009/05/13

夏の星座Ⅰ

ヘルクレス座

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 ヘルクレス座は真夏に天頂付近に見える全天で5番目に大きな星座です。
星図では5角形と台形を組み合わせた胴体に、広げた両手と片肘をついた足で、片手に棍棒、 もう一方の手に2匹の蛇もしくは林檎の枝をもった姿として描かれます。
現在私達の太陽系は、毎秒19キロメートルという速さでヘルクレス座の左手首あたりにある ο(オミクロン)星の方向に向かって進んでいます。

 この星座の名前となったヘルクレス(Hercules)は、ギリシア神話の中で最も有名な英雄ヘラクレスのラテン語読みで、 ペルセウスのひ孫にあたり、大神ゼウスを父に、ペルセウスの孫アルクメネ王女を母として生れました。
この間の事情を知ったゼウスの正妻ヘラによって呪われた運命を辿りますが、数々の偉業を成し遂げました。
最後には火の中に身を投じて焼け死んでしまいましたが、ゼウスはその死を惜しんで天の星座に加えたといいます。(ギリシア神話参照)

 中国では昔、この星座のα(アルファ)星を天帝の玉座として「帝座」と呼んで崇めていました。
天文学者は毎夜この星を眺めて、流星やほうき星などがこの近くに現れるのを「客星(かくせい)帝座をおかす」といって、不吉の前兆と信じられていました。
中国の古い書簡には「流星が帝座にいたれば諸候の兵起こり、臣がむほんを起す」、 「ほうき星がおかせば人民が乱れ皇居がよそに移る」「火星がおかせば、反乱があって王は一年を出でずでして他へ移される」など、その他多くの記述が残されています。
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