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2009/05/19

夏の星座Ⅵ

さそり座

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 オリオンの力に恐れを抱いた、オリュンポスの神々は、姦計を用いて、その力を封じる為、女神ヘラは大サソリを彼の許へ送りこみました。
オリオンは、その大サソリに足を刺され、恐ろしいサソリの毒にかかってはいくら勇者でもどうする事もできず、たちまち全身に毒がまわって、オリオンはその場で息絶えてしまいました。

 この大サソリは、オリオンを殺した功にによって空にかけられ、黄道12星座のひとつになったそうです。
一方オリオンの方も、オリオンに好意を寄せる月の女神アルテミスの願いで、星座にあげられましたが、今でもこのサソリを恐れて蠍座が東にのぼってくると慌てて西の地平線に沈み、決して同時に顔を出すことがないのだと云います。


 もう1つの神話では、太陽神アポロンの息子パエトンが太陽を曳く馬車に乗った時、その馬の足を刺して暴れさせたサソリであるというお話です。
太陽神アポロンの息子の1人にパエトンという少年がいました。
パエトンは自分の父がアポロンであることに誇りを持っていたのですが、友達は誰も、彼がアポロンの息子であると信じようとしませんでした。
そこで、それを証明するためにパエトンは、遠くアポロンの住む宮殿まで出かけて行きました。
アポロンは、パエトンが自分の息子であることを認め、その証拠として、どのような望みでも1つだけ叶えてやろうと言いました。
するとパエトンは、太陽を曳く馬車を運転させて欲しいと願ったのです。
この申し出にアポロンは渋りました。
太陽の馬車を曳く馬は気性が荒く、アポロンでなければ、制することができなかったからです。

 しかし、パエトンはアポロンの言うことを聞き入れず、馬車に乗って飛び出してしまったのです。
天空を駆ける馬車の乗り心地は、素晴らしいものでした。
パエトンが下界に向かって手を振ると、友人達は驚いて見送りました。
しかし、すべてが上手く行くと見えたその時、異変が起こったのです。
太陽の通り道とはいうまでもなく黄道ですが、ちょうど蠍座のわきを通り過ぎたときに、サソリが、馬の足を尻尾の毒針で刺したので、馬は暴れだし滅茶苦茶に走りはじめました。
放っておいては、大惨事になるとみた大神ゼウスは、雷光を放ってパエトンを打ち殺してしました。
パエトンの亡骸は、遥か下のエリダヌス川 (エリダヌス座) に落ちていきました。


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