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2009/05/21

夏の星座Ⅸ

へびつかい座

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 神話では、この男性は死者を蘇らせる程の腕をもつ名医であったと云われ、アスクレピオスの姿と云われています。

 太陽神アポロンとテッサリアの王女コロニスが恋に落ち、夫婦になりましたが、アポロンはコロニスに自分の使いであるカラスの偽証のために、コロニスを殺してしまいます。
しかしこの時、コロニスは既にアポロンの子供を宿していたのです。
アポロンは、コロニスの亡骸から赤ん坊を取り上げ、アスクレピオスと名付けました。

 更に彼は、アスクレピオスをケンタウロス族の賢者ケイロン (射手座) に預け、アスクレポオスはそこですくすくと育ちました。
アスクレピオスは頭が良く、さまざまな学問をケイロンから学びましたが、その中でもとくに熱心に学んだのが医術でした。
アスクレピオスはケイロンから様々な医術の神髄を教わり、やがて彼の右に出る者はいないほどの名医となりました。

 アスクレピオスはその後、アルゴ号探検隊にも参加するなど英雄の一人として活躍していましたが、彼の止まる所を知らぬ才能は、ついに神々の禁を破ってしまいました。
アテナイ王テセウスの息子、ヒッポリュトスを死から蘇らせてしまったのです。
この自然の秩序を乱す行為に冥界の王ハデスは激怒し、大神ゼウスに訴えました。
このまま人が死より蘇ってしまっては、地上は人であふれかえり冥界は寂れきってしまうでしょうと。
ゼウスはその訴えを受け、アスクレピオスを雷光でもって撃ち殺しました。
この事件で怒り狂ったのはアポロンで、彼は雷光を作ったキクロプス達を皆殺しにしてしまいました。
その後アスクレピオスの罪は許され、天に昇って星となり、これが蛇遣い座となったといわれます。

 そして、蛇は医術の象徴であると同時にアスクレピオスの使いであるとも言われており、紀元前293年にローマで悪疫が流行った頃、アスクレピオスは、ローマに呼ばれましたが、その時彼は蛇の姿をとって現れたと伝えられています。




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