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2009/05/27

夏の星座15

おおかみ座

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 おおかみ座は、神話の中ではアルカディアの王リュカオンの姿であると言われています。
アルカディア地方にリュカオンという王がいました。
リュカオンは数多くの女性たちとの間に50人の息子と1人の娘をもうけましたが、50人の息子達は皆高慢で意地が悪く、アルカディアの民を苦しめていました。

 その悪評を耳にしたゼウスは、彼らがどれほどの悪人かを試すため、旅人の姿でリュカオンの神殿を訪れました。
するとリュカオンの息子達はリュカオンの孫アルカスを殺し、その臓物を抜きとり、それを料理に混ぜてゼウスを持成したのです。
この余りにも非道な行いに激怒したゼウスは正体を現し、驚いて逃げまどうリュカオンの息子達を、一番幼かったニュクティモスを除き、すべて雷光で殺してしまいました。

 ゼウスはリュカオンを捕らえ、この行いの共犯者として罰を与えました。
リュカオンの姿をその残虐で非道な性質に相応しい生き物、オオカミに変えてしまったのです。
後に、このオオカミが天に昇って、狼座になったのだと云われています。

 この事件以来、リュカオンの一族は深く神を敬うようになり、リュカイオス山にゼウスの為の祭壇が作られました。
アルカディアの民の間では、ここで生け贄となる人間を殺し、その肉を食べた者は、狼になってしまうのだと云われていたそうです。
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