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2009/05/30

夏の星座18

おとめ座・エジプトの伝説

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 エジプトではおとめ座を、オシリスの神の后、女神イシスと見られていました。
オシリスはエジプトの第4代の王で、後に政治を后であるイシスに譲り、領土内を巡って人々に農作を教えました。
オシリスにはティフォンという弟がいましたが、ティフォンは闇の悪神(りゅう座)で、やがて兄オシリスが帰って来ると聞くと、 72人の悪者と伴に兄を迎えて、盛大な酒盛りを催しましたが、 そこには、あらかじめオシリスの身長に合わせて用意してあった箱が運び込まれていました。
ティフォンは箱を指差して、今日は御目出度い日なので、この中に入って身長の合った人にこれを献上すると言いました。

 客達は代わる代わる中に入ってみましたが、誰の身長にも合いません。
最後にオシリスが入った時、ティフォンは直ちに箱のふたを閉じ、釘付けにし、松やにで封じて、ナイル川の中へ投げ込みました。
箱は流れ流れて海に出て、シリアの国ビブロスに辿りつきました。
すると不思議な事に、その地の薮が、たちまち茂って箱をかくしてオシリスを守りました。

 后イシスは夫の死を聞くと、ひどく嘆き悲しんで髪を切り、喪服を身につけ、箱の行方を捜し歩きました。
そして神のお告げで、ようやくビブロスの地に着き、箱を発見してエジプトへ持ち帰りました。
ところが悪神ティフォンは、月の晩に狩りに出たとき偶然箱を見つけだし、王の亡骸を14に切って四方へ散してしまいました。
イシスは、それをも忍耐強く捜し歩いて、見つける度にその場所に墓を建てました。
後に、オシリスの子ホルスは、トートとアヌビス、二神の助けを借りてティフォンらと戦い、父の仇を討ちました。


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