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2009/09/03

ギリシア神話の神々81

<エオス・朝の告げ手Ⅲ>

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 さて、これら一連の情事によって、エオスは3人の息子を新たに授かりました。
まずケパロスとの間には、絶世の美少年パエトンを(彼をアプロディテが見そめてさらい、自分の神殿の守り手にしてしまいました)、次いで最も付き合いの長かったティトノスとの間には、エティオピア王メムノンとアラビア王エマティオンの兄弟を。

 中でも勇猛果敢なメムノンをエオスはとりわけ愛していましたが、彼は叔父に当たるプリアモス王を救援する為に参加した、トロイア戦争に於いて、海の女神テティスの愛児であるアキレウスに殺されてしまいます。
激しく慟哭したエオスは、オリュンポスの神々が、ネレイスの1人に過ぎないテティスを分不相応に重んじていることを恨み、日の出を遅らせようと企みますが、ゼウスの目に止まり、それもできず。

 せめて息子に、何らかの栄誉を与えてやってくれと涙ながらにゼウスに乞い、遺体を焼く火葬壇の灰から「メムノン鳥」と呼ばれる気性の荒い鳥を生み出してもらいました(または王の死を嘆く部下達を鳥に変えたともいわれます)。
この鳥達は、毎年メムノンの命日が来ると彼の墓に集結し、まるで追悼競技会でも行うかのように互いに激しく戦って死んでいき、亡き王の魂を喜ばせるそうです。
 
続く・・・
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