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2009/10/01

ギリシア神話の神々109(星座編)

<冬空の7人姉妹・プレアデス星団・アジア編>

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日本
 日本では、西日本地方で『すばる』、東日本地方で『六連星(むつらぼし)』という名で親しまれています。
「すばる」という呼び名については、この星団の星々が、糸を通して纏めた様に集まったものの様に見える事から 「統(す)ばる」の意味で、古事記や日本書記にも「すまるの球」と記されていて、古代の日本人が身につけたアクセサリー(玉飾り)の名称が、この星団の名前となったものと云われています。
「六連星(むつらぼし)」は、東日本で呼ばれた名前で、名前の通りプレアデスが、肉眼では6つの星の集まりに見える事からこの名で呼ばれました。

 他にも、「すまり星」「つばり星」「むづら」「六神(むつがみ)」「むつらごさま」や、 長野・山梨地方では、「すばるまんどき、粉一升」などの、そばの種蒔き時期と、プレアデスの日没後の地平光度との関係のことわざから「一升星(いっしょうぼし)」と呼ばれ、 又、多数の星が一群をなしている印象から、「むれ星・むらがり星・すずなり星・くさ星」などとも呼ばれていたそうです。
 
 丹後風土記には、与謝(よさ)の浦島太郎が竜宮城を訪ねたとき、7人の子供が出迎えました。
亀姫に聞いてみると「昴星(すばるぼし)です。」と答えたと伝えられています。

中国
 中国では、二十八宿の『昴宿(ぼうしゅく)』で、紀元前2300年頃の農事暦として、「日は短く、星は昴、似て仲冬を正す」とあり、 プレアデスが夕暮れに南中する時を冬至としていました。
中国では、偉人を星の生まれ変りとされていたので、 漢の宰相(さいしょう-昔、中国で天子を助けて政治を行った人)は、昴宿の精と信じられていました。

タイ
 タイでは、ひよこの群と呼ばれていました。
昔、信心深い老夫婦が住んでいました。
子供のないことだけが不幸で、その代りにニワトリの雛を飼って可愛がっていました。

 そんなある日の夕方、みすぼらしい旅人が疲れきって1晩だけ泊めて欲しいと頼みました。
老夫婦は、快く招き入れましたが、貧しいのでもてなす方法がありませんでした。
2人は相談して、不憫だけど明日の朝には、大きくなったニワトリで食事を作って旅人をもてなすことにしました。

 その話を聞いていたニワトリは、7羽のひよこを集めて、私は、明日の朝には恩人の夫婦のお役に立つことになりました。
これは本望なのだから、お前達は悲しまずに仲良く暮すようにと言い聞かせました。
しかし、ひよこ達はひどく悲しんで、母鶏が大鍋にいれられると、1羽、また1羽と鍋の中へ身を投げて母鶏と運命を共にしました。

 旅人は実は仏陀の仮りの姿だったので、老夫婦の親切を喜ばれ、同時に7羽のひよこを空へ上げて星とされました。
それがプレアデスで、タイでは「ダーオ・ルーク・ガイ(ひよこ星)」と呼ばれているそうです。

続く・・・

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