fc2ブログ
2009/10/04

ギリシア神話の神々112(星座編)

<猟犬ライラプス・大犬座>

ffa01226421a84b57caf1efcd468db8b.jpg

 ギリシア神話では大犬座は、狩人オリオン (オリオン座) の連れていた猟犬であったとされていますが、もう1つ、世界でもっとも速いといわれた、猟犬ライラプスの神話が残されています。

 ポキス王デイオンの息子でケパロスというとても美しい青年がいました。
ケパロスの妻プロクリスも素晴らしく美しい女性で2人はとても愛し合っていましたが、ケパロスの美しさに横恋慕した女神が居ました。
曙の女神エオスです。

 エオスは、嫌がるケパロスを無理矢理さらって恋人としましたが、ケパロスが何時までも妻の事を口にするので、とうとう諦めて故郷に帰すことにしました。
しかしケパロスを帰す際、エオスは、「プロクリスは、あんなに美しいのだから、お前の居ない間に浮気しているに違いない」と姦計を回らしたのです。
妻の美しさを誰よりもよく知っているケパロスは、エオスの言葉に大いに不安をかき立てられたので、ケパロスは妻が心変わりしていないかどうかを確かめる為、エオスの力を借りて別の男に姿を変えると、旅人を装ってプロクリスの許を訪ねました。

 ケパロスは言葉巧みにプロクリスを誘惑し、そして金銀財宝の贈り物を見せました。
はじめは夫に操をたてていたプロクリスではありましたが、男の執拗な口説きについに折れてしまい、
受け入れてしまったのです。
するとケパロスは正体を現し、妻の不貞を責め、プロクリスは恥かしさと怒りで、そのまま家を飛び出してしまいました。

 プロクリスはその後、クレタ島にたどり着き、ミノス王の愛人となりました。
ミノス王は、プロクリスに狙った獲物を必ず捕らえる猟犬ライラプスと、狙ったものを必ず射止める槍を贈りました。
だがプロクリスはミノス王の妻パシパエの嫉妬を恐れて王と別れてクレタ島を離れ、ケパロスと再会し、和解のしるしにケパロスにライラプスと槍を渡しました。
それからケパロスは、ライラプスと槍を持って、国中を荒らしている狐を退治に出かけました。
しかし狐のあまりのすばしこさにライラプスの足でもなかなか追いつくことができません。
業を煮やしたケパロスが、槍を投げつけようとした時、この素晴らしい狐と犬が傷つくことを恐れた大神ゼウスが、ライラプスを天に上げ、大犬座にしたと云われています。

続く・・・

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント