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2010/02/24

歴史の?その129

<USS ACR-1メイン号:前編>

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 アメリカ合衆国海軍戦艦(装甲巡洋艦)USSメイン号は、1898年1月、艦長チャールズ・D・シグズビー指揮の元、フロリダ州キーウェストに停泊し、145km南方のキューバ、アメリカ領事フュイッツヒー・リー将軍から届くであろう“2ドル”の暗号電信を待っていました。
暗号は、スペイン支配に抵抗するキューバ人の革命で、アメリカ人の人命と財産が脅かされ、アメリカ軍の支援が必要になったとの意味でした。

 当時、アメリカ合衆国には、革命介入の口実を得る機会を狙う人物も存在し、激しい新聞報道に煽動されたアメリカ一般大衆は、経済的動機と半官びいきの感情から、キューバの愛国者達に心情的応援を送っていたのです。

 やがて届いたリー将軍からの暗号は、誤報でしたが、アメリカ合衆国大統領ウィリアム・マッキンレーの指示により、メイン号はキューバのハバナへ公式儀礼訪問の為出港し、1月25日ハバナ港に投錨します。
その間、アメリカ海軍は、戦闘用艦艇をキーウェストに集結させ、戦闘準備を整えました。

 キューバ政府からの反アメリカ的意思表示はないまま、数日が経過し、2月9日アメリカとスペインの関係悪化を招く出来事が発生します。
ワシントン駐在のスペイン公使が、キューバの友人に出したスペイン語の私信が盗まれ、その文面が、ウィリアム・ハーストの経営する「ジャーナル」紙に掲載されたのでした。
スペイン公使は、率直な言葉づかいで、マッキンレー大統領を田舎者の弱虫と記しており、戦争状態を回避したい、スペイン本国は、急遽その公使を本国に更迭したのです。

 2月15日午後9時40分、将校26人、兵士328人のメイン号乗員は、艦上で通常の兵役任務を遂行していました。シグズビー艦長は、自室で家族宛の手紙を書き終え様とした当にその時、2度に渡って艦内で爆発が起こり、その衝撃で彼は床に叩きつけられました。
キューバ公使館で、中米スペイン公使の私信について、ワシントンに報告する、至急公文書を書いていたリー将軍は、窓に駆け寄り、火炎に包まれたメイン号が船尾から海中に没する姿を見たのです。

 6682tの戦艦が沈没し、その弾薬が海中で爆発する最中、その場に居合わせたスペイン人船員達は、犠牲者を収容する事に懸命でした。

後編へ続く・・・

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