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2010/03/15

歴史の?その147:クラク・デ・シュバリエ:前編

<クラク・デ・シュバリエ:前編>

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 クラク・デ・シュバリエは、十字軍がシリア砂漠のほぼ中央に造営した城砦です。
難攻不落の城砦と云われてきましたが、1271年に陥落してしまいます。
其れもたった1羽の鳩の為に。

 十字軍は、シリア砂漠の岩山が突き出した部分に城を建てました。
この地は、イスラム教徒の町、ホムスと地中海東岸のキリスト教徒の町、トリポリを結ぶ幹線道路を押さえる事が出来る、戦略上の拠点でも在りました。

 1090年、十字軍が遠征したおり、此処には小さな城が既に存在し、クルド族の守備隊が駐留していました。
其の後、この城はキリスト教徒である、トリポリ伯爵の手に渡り、更に伯爵によって、エルサレムの聖ヨハネ騎士団に与えられたのでした。
以後、50年に渡って騎士団は、この小さな城を難攻不落の城砦にまで改修を、繰り返したのです。
サラセンは、この城砦を執念深く攻略を繰り返し、少なくとも12回の攻防戦の記録が、伝えられています。

◎弱  点

 この城砦には、2箇所の防御上の弱点が存在しました。
城砦正面の正門と平地から直接繋がる南側の箇所を、騎士達は、堅固な城壁を築き、3基の望楼も付け加え、更に城壁の下を砂礫や石材で埋め、最大部分の厚さは24mに達し、城壁の下にトンネルを掘削する事は、もはや不可能でした。

 正面の門については、曲がりくねった急な坂道を、登る様に改修しました。
この改修で、正面から侵攻しようとする敵は、幾度も集中攻撃を受ける結果となり、例え正門に辿りついても、堅牢な楼門に阻まれこれ以上の侵入は、不可能でした。

後編へ続く・・・
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