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2010/04/02

歴史の?その163:二つの大陸を結ぶ電信線:後編

<二つの大陸を結ぶ電信線:後編>

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◎最後の勝利

 1865年7月23日、グレート・イースタン号がバレンシア湾を後にした時、フィールドも乗船しており、今回、彼が抱いている成功への期待は大きかったのです。
しかし、依然として次々と難題が持ち上がります。
電線の表皮に使用した鉄製皮膜が、強度不足で剥がれ易く、3回にわたって電気的事故を誘発し、3回目の事故では、度重なる事故で疲労していた電線が、終に切断され1600km分の電線が海底に没してしまいました。

 今回の失敗は、以前に比べると技術的な面では軽微なものでした。
新たに電線の製造方法を改良し、亜鉛メッキした鉄製皮膜で、電線を包みこむ事で、3850km分の電線を1866年1月に発注、1866年7月13日の金曜日、グレート・イースタン号は、再びアイルランドを出港しました。
13日の金曜日という、ジンクスにも関わらず、今回の作業は終始順調に進み、7月27日グレート・イースタン号は、ニューファンドランド沿岸のハーツ・コンテント(心の満足)に姿を現し、電信局の前に錨を降ろしました。

 今回の航海で、グレート・イースタン号は海底電線の敷設の成功したばかりでは無く、1865年に沈んだ電線の回収にも成功、しかも4000mの深海から回収して、新しい電線と接続するという快挙も成し遂げました。
この結果、2本の海底電線で、イギリスとアメリカは結ばれたのでした。

 終に信念の正しさを証明した、フィールドは、感謝の意を込めて、次の様な電文をニューファンドランドからニューヨーク宛てに送信しました。
「ハーツ・コンテント、7月27日、今朝9時現地到着。全て良好。電線敷設完了し完璧に作動中。神に感謝。
サイラス・W・フィールド」

本編終了・・・
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