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2010/07/14

歴史の?その240:正史の中の疑問47:ロスチャイルド・前編

<正史の中の疑問46:ロスチャイルド・前編>

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 まずは、映画の1シーンを想像して下さい・・・。
“1815年6月20日、ロンドンの証券取引所に、ある男が入って来た。
その男の首は短く太く、腹は突き出していたが、青ざめた顔色をし、肩をがっくりと落し、疲れきった様子をしていた。
取引所の人々は、「ロスチャイルドだ。ロスチャイルド」だと囁いた。
当時、ロンドンの金融業界で、このロスチャイルド家の三男、ネイサンを知らない者は居なかった。
又、彼がイギリス政府を財政的に援助し、ナポレオンの野望を砕く為に、その膨大な財力を傾倒している事も、人々は良く知っていた。“ (参考:オスチャイルド家-世界を動かした金融王国-)

 1815年6月18日、イギリスのウェリントン将軍指揮下の同盟軍とナポレオン軍が、ベルギー、ブリュッセル郊外のワーテルローで、早朝から激戦を繰り返し、その日没に成ってもその勝敗は決定しませんでした。
証券取引所に居た人々は、ネイサンが一言も言わなかったのに、彼のやつれた表情を見て、イギリス軍は敗北したのだと勝手に解釈した結果、公債や為替相場は、大暴落し、恐慌状態に落ち入りました。

 しかし、実際に勝利を掴んだのは、イギリス軍を中心とした同盟軍で、その勝敗は18日夜に決定したのでした。
イギリスの中で、このニュースを一番初めに掌握したのは、ネイサン・ロスチャイルドで、時のイギリス政府に公報が入るよりも1日早かったのです。
イギリス政府がワーテルローの結末をしったのも、公式の使者が到着する以前に、まず彼から聞かされたのでした。
当時は、電話も電信も無く、更にワーテルローの戦いの日は、風雨が強く、夜には暴風雨に成り、英仏海峡を渡る船は在りません。

 ネイサンは、情報を入手すると、証券取引所に出向いて、暗い表情をして見せ、裏では部下に命じて、為替や公債を出来得る限り買い集めさせます。
やがて、イギリス軍勝利の公報が入り、一般に広まると、相場はぐんぐん上昇し、こうして、ネイサンは、1日にして巨額の金を手にしました。
是がネイサンの常套手段で、良いニュースをいち早く手に入れ、まず派手に売りに出、裏で密かに買い込み、やがて、ニュースが一般に広まると、相場は上昇し、彼は、ごっそり儲かる寸法です。

後編へ続く・・・
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