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2010/08/17

歴史の?その262:世界史の流れ1

<世界史の流れ1・先史時代>

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 研究者によって、諸説在りますが、私達の存在している地球に、人類の祖先にあたる生物が、初めて誕生したのは、今から30万年から50万年程以前であると言われています。
これら生物の根源となる生命が、地球上に登場したのは、8億年も以前の事と云われていますから、人類の歴史は、地球規模で見た場合、まだ始まったばかりと言えるかも知れません。

 特に人類の直接の祖先であると云われる「現生人類:ホモ・サピエンス」が、地球上に現れたのは、今から2500万年程前ですから尚更と思います。

 地球の気候は、度々変化し、「氷河期」と「間氷期」を3回乃至4回繰り返していますが、「現生人類」の祖先であるクロマニヨン人は、第4氷河期の終わり頃、現在のヨーロッパに広く分布して、生活を営んでいました。
気候の関係から、彼らは、洞窟に生活して、寒さをしのぎ、又野獣から身を守りました。

 クロマニヨン人は、石を使用した道具、「打製石器」を使い、この時代を総称して、「旧石器時代」と呼ばれ、彼らが生活した洞窟や岩陰には、それ等石器類の他、野獣や生活の一部分を絵として残します。
是が現在、ヨーロッパに広く点在する「洞窟壁画」と呼ばれるものです。

氷河期が終焉すると、人類は洞窟から出て、水場の近くに生活圏を移し、生活に伴う技術は進歩し、石器も表面を研磨した「磨製石器(新石器)」に変わり、粘土から土器を作る事も覚えました。
又、彼らは一箇所に集合して定住する様になり、石を使用した建造物を造営する様になります。
ヨーロッパの海岸地帯、特に北フランスのノルマンジー地方から、ドーバー海峡を挟んだ対岸のイギリス一帯に、この様な巨大石造物の遺跡が点在し、これらを「巨大記念物」と呼び、最も有名な物に、イギリスの「ストーン・ヘンジ」が在ります。

続く・・・
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