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2010/08/30

歴史の?その272:世界史の流れ12・仏教とカースト

<世界史の流れ12・仏教とカースト>

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 インドに関する、私達日本人の知識は、余りに少なく現実を正しく理解しているとは、言いがたいものがあります。
多くの日本人は、仏教の発祥地としてのインドを知るのみであり、カースト制度の表面を知るに過ぎません。
しかし、僅かな知識であっても、四民平等の仏教を生んだ国に、なぜカースト制度の壁が現在に迄及んでいるのか、疑念を抱かざるを得ません。

 実にインドの歴史は、残された記録が少ない為もあって、他の国にも増して、不明な部分が多い様です。
しかし、不明は不明として疑問に感ずる為には、やはり相当に知識が必要と思います。
歴史の態勢や、登場する人物の性格を理解した上でなければ、如何に不思議な事が在っても、その事象を謎として取り上げる事が出来ないのは、その為なのです。

 インドでは「12マイル毎に一つの言語が存在する」とさえ言われ、それ程インドには雑多な民族が混在していますが、是はインドの長い歴史が生んだ結果でした。

 太古のインダス文明を形成したのは、インドの先住民族であり、其処へアーリア人が侵入して、先住民族の一派と云われるドラヴィタ人等と混住、混血しつつ、バラモン文化を形成しました。
言うまでも無く、アーリア人はヨーロッパ系の民族と同種の人々です。

 10世紀以後、トルコ系の民族が西北インドに侵入し、イスラム文化をもたらしました。
やがて、イスラム勢力は、インドの大部分を征服し、16世紀にはムガール帝国が建国します。
其れまで、インド社会の主流を占めていたヒンズー教の上に、イスラム教の力が加えられたのでした。

 越えて近代には、イギリスの支配が始まります。
イギリスの分割統治政策の基に、インド古来の宗教や言葉、更にカーストの風習等も利用し、その差違を激化させました。
インド社会を古代さながらの貧困と無知の状態のままに置いたのも、イギリスの支配でした。

 しかし、インド人は、仏教の様な深遠な哲学を産み、科学思想の上においても比類無き英知を示しています。
私達は、改めてインドの正確な歴史を学ばねば成りません。

続く・・・
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