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2010/09/28

歴史の?その298:歴史に残る人々21・アレックス・マッケンジー 太平洋への道その2

<歴史に残る人々21・アレックス・マッケンジー 太平洋への道その2>

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◎選  択

 マッケンジーのグループは、5月に成ってやっと動き出す事ができました。
仲間は9人、食料等の携行品は1350kg、是等を全て、カバの木の皮で作った長さ7.5mのカヌーに載せて出発したのでした。
最初は順調でしたが、やがて、ピース川の激流に遭遇し、この激流はロッキー山脈迄の40kmの間続きました。
漸くして、激流を抜けると、川が二股に分かれる処で決断をせまられました。
北西に流れる、広くて安全に思える主流(現:フィンレー川)に乗るか、其れとも南に向う、狭くて流れの速い支流(現:ハースニプ川)にすべきなのでしょうか?
マッケンジーは、以前に、北へ向う川は、険しい山々を抜けていて、誰も通る事が出来ないと、ネイティブ・アメリカンの老人から聞いた事が在りました。
其処で、彼は仲間全員の反対意見を押し切って、南の支流を選んだのです。

 この選択は困難な旅で、カヌーがセニカ族に止められた時、仲間は再び不平を洩らしますが、通訳を介してマッケンジーは、この川が南に流れ、他の川と合流する事、その川は“悪臭を放つ湖”に流れ込んでいる事を知りました。

◎分水嶺を越えて

 一行が塩水の話を耳にした事は、是が最初で、更に進むと、川は分かれて迷路に様になりました。
6月12日、カヌーは水から引き上げられ、小さな湖迄運び上げられました。
白人が終に、北米大陸の分水嶺を越えた瞬間です!

カヌーを岩の衝突させて壊れた部分を修理した後、一行は、ようやくフレーザー川に到達し、彼らは安全に西へと運ばれて行きました。

 途中、アタバスカ族の領地を通る時、矢を射掛けられた事も有りましたが、マッケンジーは仲間に発砲しない様に命じ、一切の武器を持たずに上陸しました。
この大胆不敵な行動は、アタバスカ族を圧倒し、ビーズやナイフ等の贈り物を受け取ると、フレーザー川が最後に大きな海(太平洋)の注ぐ事、真西に陸路を進めば別の川が在る事を教えてくれたのです。

 真夏でしたが、カヌーを降りて雪の山道を越えた時は、寒さに震え上がり、暖かいベラクーラ川の渓谷に下りる迄、13日を要しました。
友好的なネイティブ・アメリカンが2隻のカヌーを貸してくれた事で、こうして7月20日、一行は迷路の様に入り組んだ島々を抜けて、ディーン海峡に入る事ができました。

2日後、マッケンジーは岩の南東側に、記念の言葉を殴り書きし、帰路についたのです。
帰路は、33日しか掛からず、8月24日には、フォートチペワイアンに到着する事が出来ました。
彼は、北極海と太平洋の両方を見た上に、一人の犠牲者も出さず、探検を成功させました。

本編終了・・・
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