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2010/10/20

歴史の?その315:歴史に残る人々38・シャクルトン調査隊の生還その3

<歴史に残る人々38・シャクルトン調査隊の生還その3>

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 我々は、空間目指して打ち出された様な気分で、私は恐怖に髪の毛が逆立ったものの、突然満足感を覚え、自分が笑っている事に気が付いた。
本当の話、楽しんでいたのだ。
我々は、急斜面の山腹を、時速100km近い猛スピードで滑り下りた。
私は興奮の余り、大声で叫んだ。
気が付くと、シャクルトンもクリーンも、大声で叫んでいた。
私は、この滑降が途方も無く安全な様に思われた。

 徐所に速度が落ちて、我々は雪の吹き溜まりの処で止まった。
我々は、起き上がって、真面目くさった顔で、やたらと握手を繰り返した」

 3人は36時間掛かって、サウスジョージア島を横断、ついに捕鯨事務所に辿り着いた時には、あまりに酷い姿だったので、所長は彼らが誰なのか、見分けが付きませんでした。
シャクルトンの頭髪は銀色に変わっていたのです。
ウォースリーが、残してきた3人を救出する為、キングホーコン湾に帰った時には、この3人も、ウォースリーを見分けられませんでした。
もっとこの場合は、風呂に入り、髭を剃ってましな服装をしていた為、外見が全く変わっていたからでした。

 一方、エレファント島の隊員達は、転覆した2隻の船の下で、ハリケーンと氷に苦しめられながら、4ヶ月半を過ごしたのでした。
こうして、アーネスト・シャクルトン最後の長い遠征は終わりました。

 彼の海と陸の長い冒険旅行の記録は、現在でも歴史上、もっとも偉大な南極探検とされています。
彼の業績は、仲間の探検家が語った、次の言葉に、見事に象徴されています。
「科学的な面でのリーダーならスコットだ。
迅速で効率的な旅行ならアムンゼンを取る。
しかし、絶体絶命の立場におかれ、八方塞がりになったなら、跪いてシャクルトンを祈る」

続く・・・

本編終了・・・

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