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2010/12/02

歴史の?その350:人類が築いた物②・サン・ピエトロ大寺院・前編

<人類が築いた物②・サン・ピエトロ大寺院・前編>

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 世界には、偉大な建築物と呼ばれる物は、多数存在しますが、ローマのサン・ピエトロ大寺院程、多くの建築家が建設に参加した例を他に見出す事が出来ません。
最初にこの大寺院の建設を計画したのは、教皇ニコラウス5世で15世紀の事でしたが、実際に完成する迄に350年の年月が必用でした。
その間、歴代の教皇や、数多くの建築家が建設に携わったのです。

 本来この場所は、コンスタンチヌス大帝が使徒ペテロの為に建てた、バシリカ聖堂が在り、ニコラウス5世は、この古い聖堂を取り壊し、大寺院を建設するという決定を下したのですが、建設計画が具体的に動き出したのは、1505年の事でした。
時の教皇ユリウス2世は、バシリカ聖堂の側に大霊廟を建設して、自分の名前を永遠に伝え様と考え、金銭に糸目を付ける事なく、この事業をミケランジェロに任せたのです。

◎心変わり

 ユリウス2世は、何度も心変わりした後、墓所を別の場所に建てる事を諦め、古いバシリカ聖堂を完全に建て直す事に決め、建築家ドナト・ブラマンテを登用します。
ブラマンテはまず、古いバシリカ聖堂を取り壊して、その中に在ったモザイク画、イコン、祭壇、墓、彫像の全てを処分してしまいますが、この作業には2500人の作業員が、幾週間にも渡って作業を行いました。

 ユリウス2世が1513年に死去した後、教皇に成ったレオ10世は、新たな建築家にラファエロを任命します。
ラファエロは、ブラマンテの設計に徹底的な改修を加えますが、彼が死去する迄の6年間に成されたのは、数本の柱を建てた事とブラマンテの不具合個所を修築した事位でした。

後編へ続く・・・
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