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2010/12/23

歴史の?その368:歴史と伝承の狭間④

<歴史と伝承の狭間④・ベツレヘムの星その2>

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 大きな流星、若しくは大隕石の出現を唱える研究者もおりますが、流星の出現は一瞬であり、中空に静止する、ましてやその様に見る事すら不可能なのです。
現在、神学界に於いて受け入れられつつある説が存在し、この説では3人の賢者は占星術師で、上昇星位、つまり東の地平線上に特定の星が昇る事を計算し、救世主の誕生を予言したのだと云います。

 この考え方は、死海文書によってある程度、立証された様に思われます。
ここで死海文書とは、1947年に死海北岸の洞窟で発見された古文書で、古代宗教教団が書き残した物と云われ、文章の断片の中に、12宮の各星座に生まれた人間に、恒星と惑星が及ぼす影響を書き記した12宮図等の記録が発見されたのでした。

 文書には正義の師、又は光の王子に関する記述も存在し、神学研究者の中には洗礼者ヨハネとイエスを指すと解する者も存在します。
従って、当時の占星術師が天空を観測し、救世主の出現を予言すると信じられた、惑星同士の適当な合を割り出す苦心をしていた、とは言えるかもしれません。

◎救世主降誕の占星術

 イエスズ会の神学者、故ダニエル枢機卿は、ベツレヘムの星とは救世主占いの天宮図にある星座の一つであると云う説によっていました。
「東に主の星を見た」と云う3賢者の言葉を、上昇中の、つまりは星占いに於ける、最も重要な点に在る星を指すと表現と、ダニエル枢機卿は考えたのでした。
「当時のユダヤ社会に於いては、占星術が広く普及し、又救世主の出現が待ち望まれていたので、主が如何なる星の下に生まれるかについて、盛んに予測が行われていました。
こうして占星術の一つで予告された星座の組み合わせが、ひとたび実現すると、人々は救世主が降誕したと信じ、その場所を捜し求め始めたであろう事は、想像にかたくありません」と枢機卿は書き記しています。

 この言葉に表されている事象こそが、東方の3博士つまりは占星術師達が、ヘロデ王を訪れた時に王に示した事なのでしょう。

本編終了・・・
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