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2011/02/08

人類の軌跡その3:現代に伝わる建造物③

<ピラミッドその3>

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            ピラミッド内部構造

 当時のエジプトで広く信じられていた宗教では、人間の霊魂は一度死ぬとその肉体を離れるものの、後に再び元の体に返って生き返ると考えられていました。
当然、エジプト人は、遺体をミイラにして大切に保管しました。
ミイラの製造方法には、庶民の行い方から、貴族、聖職者、ファラオと夫々に違った工程が存在し、特にファラオは、崇拝されていたので、最高の方法でミイラにされ、ピラミッドに収められたと考えられています。
ファラオが崩御した後、黄泉の国での生活に困る事が無い様、身の回りの考えられる全ての物や、黄金、宝石が収められたのでした。

◎墓泥棒

 ピラミッドの玄室は、入口を厳重に塞ぎ、その入口自体も更に厳重に偽装されましたが、盗掘の被害を免れる事は、殆ど不可能でした。
西暦818年、イスラムの支配者 ハルン・アル・ラシッドの息子、アル・マモウムがエジプトのカリフに成った時、彼はピラミッドの中には、膨大な金銀宝石がケオプス王のミイラと供に、眠っていると聞き、その古えからの伝承を信じて、発掘作業を実行しました。

 ピラミッドは、厳重に封印されている様子で、本来の入口は発見出来ませんでしたが、彼は多くの労働者を動員して、石のブロックに横穴を穿ちながら、前進して行きました。
石の硬さと道具の貧弱さから、何度も諦め掛けた時、偶然の一撃が本来の回廊の壁を打ち抜いていたのでした。
結果は、残念ながら金銀宝石も巨大な墳墓の主の遺骸も既に遥かな昔、略奪されていたのですが、アル・マモウムの努力は、現在の私たちに取って、全くの無駄ではなく、彼の穿った通路のお陰でピラミッドに内部に入る事が出来るのです。

続く・・・
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