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2011/02/10

人類の軌跡その5:現代に伝わる建造物⑤

<スフィンクスその1>

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 何時も大ピラミッドの陰に隠れ、余り話題にされる事が少ないですが、若しエジプト以外の土地に存在したのであれば、現在でも話題に欠く事は無いと思われます。

 スフィンクスは、古代オリエントの神話に登場する、人間の頭とライオンの体を持った半人半獣の怪物で、その起源はエジプトに在り、王者の権力の象徴した姿を現しているとされました。

 ギゼーの大ピラミッドの傍に存在するスフィンクスは、大ピラミッドとほぼ同時代に創建された物と推定され、世界最古の像の一つと云われています。
岩山を利用して、造営された物で、前足から尾の先までの長さは、73.5m、高さ21m、顔幅は4mに達します。
頭部には、王権の象徴である頭飾りを付け、前額には王者のシンボルであるコブラを付け、現在は失われてしまいましたが、立派な顎鬚も付けていました。
表面は漆喰と彩色仕上げが、成されていたと推定され、スフィンクスの顔は、第四王朝ケフレン王(カフラー王)のものと云われています。

 このスフィンクスは、18世紀乃至20世紀迄の間、頭部だけを地表に出し、体の部分は砂の中に埋まった状態でしたが、之はむしろ幸運であったと言わざるを得ません。
永年の砂嵐や異民族の侵入による、破壊、略奪から、守られたと思われるからです。

 スフィンクスの頭部は、長い年月風雨に曝され、自然に侵食された他、一時エジプトがイスラム勢力に飲み込まれた頃、之を異教の神像と見なした彼等は、無残にもその頭部を破壊し、更に近代では、大砲等の標的となり損壊が進みました。

その2へつづく・・・
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