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2011/03/14

人類の軌跡その34:キリスト教①

<カタコンベ・コロセウム・聖ピエトロ寺院その1>

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 カタコンベ(Catacombae)とは、初期キリスト教時代の地下墓地を意味します。
小アジア、南イタリア、シチリア、北アフリカ等に広く見られますが、特にローマ郊外アッピア街道沿いに存在する物は、最もよく発達しており代表的な存在です。
カタコンベとは、ギリシア語の「カタ・キュムバス」(窪地の側の意味)からきており、アッピア街道沿いの窪地に在った墓地を「コエメテリュム・アド・カタキュムバス」と呼んだ事から、一般の地下墓地をカタコンベと呼ぶ様に成ったと伝えられています。

 ローマでは、最古のものは、紀元1世紀に遡ると云われ、4世紀には最盛期を向かえ、5世紀以後地上の墓地が発達するに従い、次第に衰え8世紀以後は完全に放棄されました。
カタコンベの構造は、火山性の岩盤を掘り、地下10m乃至15mの深さに幅1m、高さ2mほどの通路を造り、その壁面に死者を納める墓所を造ります。
墓所は長方形のものと、上縁が半円形のものが在り、死者を籠に収め、名前を刻んだ大理石版を当て、漆喰で塗りこめました。

 現存するカタコンベもアレクサンドリアのものは、キリストが磔刑によって他界した後、キリスト教が公認されず、厳しい迫害を受けていた頃、ギリシアやローマのキリスト教徒がこの地に逃れ、官憲の眼を逃れて、地下墓所でひっそりと神を礼拝し、伝道を行い、信者や伝道師が亡くなると、地下墓所に葬ったと云われ、コプト派キリスト教発祥の地と言えるでしょう。

続く・・・

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