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2011/03/17

人類の軌跡その37:キリスト教④

<カタコンベ・コロセウム・聖ピエトロ寺院その4>

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         ミケランジェロ・システィナ礼拝堂天井画

 ミケランジェロの描いた、システィナ礼拝堂の壁画には、以下の様なエピソードが伝わっています。
建築家のブラマンテは、ミケランジェロの名声を嫉み、教皇ユリウス2世を唆して、壁画の経験の無いミケランジェロに、システィナ礼拝堂の壁画を描かせて失脚を企てました。
ミケランジェロは「自分は彫刻家であって、画家では無い」と頑強に拒みましたが、この事態をどうしても避けられないと悟ると、彼はヴァチカン宮殿の裏に在る教皇の庭園に行き、ショベルで赤土と黄土を掘り起こし、水と油脂で混ぜ合わせ、何度も試した結果、満足のいくものが出来ると、猛然と製作に取り掛かり、長さ40m、幅13mの円弧状の天井に、高さ20mの足場を組み、その上で仰向けになり作画を始め、4年間の歳月で「天地創造」から「ノアの洪水」迄、旧約聖書に登場する物語を描きだしました。
何れの作品も迫力に満ちた画風で、今日でも観る者の心を捉えて放しません。

 聖ピエトロ寺院は、基礎の石が置かれてから、120年目の1626年に一応の完成を見ます。
更に噴水や環状に立ち並ぶ、円柱で囲まれた大広場が完成するまでに、40年の歳月が過ぎ去りました。
広場の中央に高さ36mのオベリスクが有り、遥かな昔、エジプト女王クレオパトラが、ユリウス・カエサルに送る為、エジプトから運ばれ、最初コロセウムの中に在った物を大聖堂が完成した時に現在の場所に移設し、頂上に金色の十字架を新たに付け加えました。
完成した聖ピエトロ寺院は、ルネサンスの代表建築の一つに数えられます。

続く・・・

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