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2011/04/22

人類の軌跡その73:大航海時代②

<コロンブスの遺骨その2>

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◎ワットリング島

 バハマ諸島には30の大島と600以上の小島が存在し、コロンブスがそのいずれかに上陸した事は間違い無く、しかも彼は大西洋を東方から航海した為、最初に遭遇する島は、10個程度の外洋に面した島と成ります。
列挙すると、大アバコ島、エリューセラ島、コンセプション島、ユーマ島、サマナ島、キャット島(後年コロンブスの乗船したマリア・テレジア号が座礁した島)等があります。

 1892年、コロンブスのアメリカ発見400年記念博覧会が開催された時、慎重な再調査が行われた結果、ワットリング島を正式にコロンブスの上陸第一歩を印した地とし、「サン・サルバドル島」と命名しました。
その年、新聞記者ウォルター・ウェルマンは、コロンブスが第一歩を印したと推定される場所を示す為、島の東海岸に小さな記念碑を建立したのでした。

 コロンブスの上陸した最初の島が、ワットリング島で在る事を確認する資料として、1921年刊行のルドルフ・クロナウ博士による「アメリカの発見とコロンブスの上陸」(Dr.Rudolf Cronau;The Discovery of America and Landfall of Columbus,1921)が在ります。
博士は大西洋側に面した島々を綿密に調査し、その結果、ワットリング島こそが、コロンブスの最初の上陸地点で在る事を決定づけました。

 しかも、1892年のコロンブス博覧会開催の折り、ウォルター・ウェルマンがコロンブス上陸地点として、記念碑を建立した東海岸では無く、島の北側で在る事を明らかにしたのでした。
其処には入り江が在り、サンゴ礁が自然の防波堤となり、内側には幅1マイルに及ぶ、静かな入り江を伴っていました。
此処ならば、15世紀頃の全キリスト教国の艦艇を収容できた事でしょう。

 クロナウ博士の著作が刊行されて、記念碑の位置の誤りで在る事を指摘し、東海岸の記念碑を北側の最も正確な場所と推定される地点に移動されましたが、現在この島には、100名足らずの原住民が住んでおり、稀にコロンブス上陸地点見物の観光客が訪れる程度なのです。

続く・・・

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