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2011/06/08

人類の軌跡その119:ミステリー②

<ドレイクの併合宣言その2>

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                    ゴールデン・ハインド号

◎カリフォルニアに降臨した神

 白熱した議論が巻き起こりました。
フランシス・ドレイクが1579年、世界周航の途中カリフォルニアに立ち寄った事は知られています。
南アメリカ南端を回り太平洋を北上した時の事でした。

 現在のカナダ北部で太平洋と大西洋が繋がっている、と古い時代の航海者は信じていました。
伝説の北西航路に向かおうとしていたドレイクは、現在のカリフォルニアのサンフランシスコに近い場所に上陸しました。
一行は現地のネイティブアメリカンの暖かい歓迎を受け、ドレイク達を神の降臨と思い、太平洋岸の彼らの土地をドレイクに提供したのでした。

 航海日誌に拠れば、ドレイクは申し出を礼儀に従って受け入れ、海岸に領有宣言の告知文を掲示し、この国がエリザベス女王の領地と成り、以後ノバ・アルビオンと呼ばれる事を宣言したのでした。

 当然のことながら、学会は大騒動と成り、真鍮版を偽物と決め付けた学者も居ました。
当時の航海日誌にドレイクは、「白い岸と崖」が目印の場所に上陸したと、記録されている事が、論争の中心に成りました。
真鍮版の発見場所には、その様な地形が存在しない上、板に刻まれた日付の信憑性が問題に成り、ドレイクの上陸は6月17日ですが、ネイティブアメリカンは6月26日迄領土を譲らなかったと航海日誌は述べているのです。

 真鍮版を分析した結果、16世紀の物にしては、当時の標準より亜鉛の含有量が多い事が、判りました。
更に板の表面には、大量の炭素が含まれている事が、実験で証明されました。
恰も、火で焼いて古びさせた、模造の骨董品と同様に・・・。

続く・・・

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