FC2ブログ
2011/06/16

人類の軌跡その126:ミステリー⑨シティーを震撼させた殺人鬼

<切り裂きジャックその2>

sylarge_convert_20110616211440.jpg
           スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁 旧館)

◎疑心暗鬼

 イーストエンドには、様々な噂が飛び交い、殺人鬼はナイフを、小さな黒い袋に入れているとの噂が、一番に流れ、そのような袋を持っている人間が居ると、決まってヒステリー状態の群集に追い回される事に成りました。
自警団が組織され、街路を徹夜で巡回し、警察が誤認逮捕した人物も、数十人に上る有様でした。

 しかし、切り裂きジャックは何一つ手掛かり残さず、司法医師が推測出来たのは、犯人が左効きで、医学知識の心得が在ると言う事だけでした。

◎警察署長の不可解な命令

 9月30日の夜、切り裂きジャックは更に2人の女性をその犠牲者に加え、そして唯一の手掛りを残して行きました。
その一人、リズ・ストライドは発見当時、未だ生きていました。
その場所から僅かな場所に、ケート・エダウズの哀れな亡骸が放置され、とある建物の入り口に血痕が続き、其処にチョークで書かれた殴り書きが見つかりました。
「ユダヤ人は、故無くして、責められる民族では無い」
この言葉は、切り裂きジャックが、ユダヤ人で、彼をつま弾きにする、社会に復習している事を意味している様でした。
このメッセージの意味は、極めて重要な筈でしたが、当然成すべき調査は実施されず、不可解な事に、警察署長チャールズ・オーエン卿は、文字を消す様に命じたのでした。

 シティーは一夜に2人の連続殺人事件に戦慄し、流言飛語が増大しました。
切り裂きジャックは、頭の狂った医者だ、ロシア帝国の秘密工作員が、スコットランド・ヤードの信頼を失墜させようとしている、この街の悪徳と憎悪する清教徒だ・・・・・等。
切り裂きジャックの実態は男性ではなく、女性で売春婦に狂信的な憎悪を持った人物とも噂されました。
しかし、誰にも、正体を明かすことなく、11月9日、彼は次の殺人を実行しました。

続く・・・
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント