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2011/06/18

人類の軌跡その128:ミステリー⑪シティーを震撼させた殺人鬼

<切り裂きジャックその4>

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◎謎の死を遂げた容疑者②


 切り裂きジャックの素性に関して、最も説得力のある意見は、作家ダニエル・フォーソンの立てた説の様に思われます。
彼は調査の基礎を、メルビル・マクナフテン卿の調査記録に置きました。
マクナフテン卿は、殺人事件の発生した翌年、スコットランド・ヤードに入り、1903年には犯罪捜査部長に成った人物でした。
彼の調査記録によれば、警察は3人の容疑者に捜査を集中させていました。
ミハエル・オストログという、殺人歴を持つロシア人の医師、コスマンスキという、女嫌いのポーランド系ユダヤ人、そして、モンタギュウー・ジョン・ドルイットという、不良弁護士で、警察はドルイットを犯人と断定していました。

 ドルイットの家系を長年に渡って調査した後、ファーソンもこの意見に賛同しています。
そして、ドルイットの一族も、彼が切り裂きジャックであると考えていたと思われます。
ファーソンの指摘によれば、彼の従兄弟、ライオネル・ドルイット博士は、一番遠い殺人現場からでも歩いて10分の場所にオフィスを構えており、加えて、ドルイットの母親は精神病患者で、ドルイット自身、発狂するのではなかと、恐れていたと云います。

 ドルイットは最後の殺人事件が発生して間も無く、行方不明に成り、7週間後の1888年12月31日、テームズ川に彼の死体が浮かんでいました。
ドルイットは自殺したのか?彼も又殺人者の犠牲に成ったのか?その総てを知っているのは、切り裂きジャックだけなのです。
しかし、切り裂きジャックが誰であるにせよ、その恐ろしい秘密は永遠の闇に葬られました。

終わり・・・

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