FC2ブログ
2011/06/24

人類の軌跡その133:ミステリー⑮名画盗難事件

<モナ・リザ盗難>

lagioconda_convert_20110624224150.jpg

◎世界的傑作が盗まれた日

 少なくとも6人のアメリカ人が、30万ドルずつを支払い、美術史上最高を謳われた傑作を手中に収めたと思い、悦に入っていました。
6人が手に入れた傑作は「モナ・リザ」、1911年の事でした。

 しかしこの「モナ・リザ」は6点とも、贋作界の巨匠イヴ・シュードロンの作品でした。
6人が全員、すんなりと騙されたのは、この年ルーブル美術館から、「マナ・リザ」が盗難に遭い、行方不明に成っていたからなのです。

 1900年から1910年代にかけて、一流の名画詐欺事件が、世界の関心を集めましたが、それらは総て、侯爵を名乗るエドウァルト・デ・バルフィエルノとショードロンの仕業で、ショードロンは絵画修復の職人で、スペインの画家バルトロメ・エステバン・ムリリョの贋作を得意としていました。

 この二人組みはアルゼンチンで開業し、其処でムリリョを撒き散らした後、メキシコに入り、商売の腕を磨いたのです。
彼らの手口は、まず、シュードロンの贋作を本物の絵の額の裏に入れ、お客を画廊に引き込むと、他の客が居ない事を見計らい、素早く裏を改めさせ、客は贋作に裏の特徴を見覚え、購入してから、送られた絵の裏側を見て、客は安心すると云うやり方でした。

 バルフィエルノは又、名画盗難の新聞記事をでっち上げ、切り抜きを好事家に送りつけて、客を釣りました。
これ等の方法で、二人が如何程の稼ぎを上げたのかは、定かでは在りませんが、ともかく二人は、パリに現れたのでした。

 パリでも二人は、同様な手段で商売を初め、今回はルーブル美術館の便箋さえ、使用していました。
偽物の便箋に、名画盗難の極秘情報を記載し、此れを客に送り付けたのでした。

続く・・・
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント